第５２話 ページ8
＜雅紀サイド＞
・
・
・
「・・・いるんでしょ？・・・お二人さん」
・
突然聞こえた声に
・
俺と翔ちゃんは
びくっと肩を震わせ
息を飲んだ。
・
・
横で震える翔ちゃんが
俺を涙目で見つめる。
・
どうしよう・・・？
・
俺は少し後ろを見たが
真っ暗で
何も見えなかった。
・
けど、姿が見えないのは確か。
・
なら、向こうからも見えないはず。
・
そう思っていると
翔ちゃんが俺にこっそり耳打ちしてきた。
・
翔「いっせいのーで、で・・・走って逃げよ？」
雅「うん、そうだね」
・
翔ちゃん、奇遇だね。
俺も同じこと考えてたよ。
・
俺は
翔ちゃんの手をしっかり握りなおした。
・
翔ちゃんも
そんな俺の手を強く握った。
・
・
雅「行こっ！！」
・
俺の声を合図に
俺達は
立ち上がり
奴らの声が聞こえた方と反対の方向に向かって走った。
・
その瞬間だった。
・
・
・
パンッ
・
・
一発の乾いた音。
この音・・・俺の記憶が正しければ・・・・
・
・
・
・
翔「・・・うわっ！！？」
・
翔ちゃんが
悲痛な声を出して
・
その場所で
倒れこんだ。
・
雅「翔ちゃんっ！？どうしたのっ」
・
まさか・・・
・
・
翔ちゃんは
倒れこんで
そのまま右足を強く押さえている。
・
俺も触ってみると・・・
・
さっきの翔ちゃんの両手の怪我と比べようにもならないくらい
真っ赤な血。
・
足を・・・撃たれた？
・
・
「・・・ここから逃げるなんて、バカなことするんだな」
・
さっきと別の声。
・
「ここからは逃げられないよ。どう頑張ってもね？」
・
さっきと同じ声。
・
・・・なんでだよ・・・
・
翔「・・つぅ・・あい、ば・・く・・・っはぁ」
・
雅「喋っちゃダメっ」
・
真っ暗な中でも見て分かるほどの
流れる血は
翔ちゃんを否応なく傷つける。
・
・
その時。
パッ
・
白い光が俺らにあてられた。
・
数人の男たち。
・
「お前らは、大事な道具なんだ。要するに、人質なんだよ。逃げられちゃ
困るからな」
・
徐々に近づいてくる男たちに
俺らは何も抵抗できない。
・
・
震え続ける翔ちゃんを
抱きしめながら
男たちを睨んだ。
・
縮まる距離。
・
なんで、こんな目に遭うんだよ・・・
・
どうして
翔ちゃんをさらに苦しめるの？
・
俺はまた
雨に混じって
涙を落とした。
ラッキー嵐コンビ
雅紀×潤
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ほーあ(プロフ) - あっ！！！ごめんっ！！ほーあだけど元、穂翔だよ！！！名前変えたのを忘れてた…… (2012年9月18日 23時) (
レス) id: 689bbdf980 (このIDを非表示/違反報告)
翔しゃん(プロフ) - 尚翔☆さん» 嬉しいーっ！ぁたし、アンケートは結果しか見てなかったんで…新作待ってますよぉ(^^)超能力って書くの難しいですね(；´Д`A (2012年9月18日 22時) (レス) id: f96951578f (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆ - 翔しゃんさん» ありがとです♪そうですね・・・私、S氏担なんで・・・ｗｗ今回は、一応・・・コンビとしてはバンビメイン？かなぁ・・・この前、アンケートとったやつです★超能力♪頑張りますよ〜 (2012年9月18日 21時) (レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ほーあ(プロフ) - 二人の過去がぁ〜……うわぁーん！！！！！((うるさい。翔くん生きててよかったねーー！！！さと兄ちゃん！！ (2012年9月18日 17時) (レス) id: 689bbdf980 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - やっぱ小学生って想像力とかないんだよね・・・ (2012年9月18日 17時) (レス) id: 39f86df9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2012年8月25日 17時
