第８５話〜回想〜 ページ41
＜翔サイド＞
・
・
このまま死んじゃうのかもしれない・・・
・
・
この時の頭には
それしか思い浮かばなかった。
・
熱い。
痛い。
怖い。
・
・
そんな感覚が襲ってくる。
・
翔「あついっ・・・さとにぃ・・・っ！！」
・
どうすれば・・・
後ろから迫ってくる火。
・
だんだんとスペースがなくなってくる。
・
翔「お父さ・・・」
・
この時
お父さんは・・・
・
死んじゃったの？
・
そう思った。
・
助けに来てくれない。
呼んでも
答えてくれない。
・
もう・・・
いなくなっちゃったのかもしれない・・・
・
翔「ふっ・・ううっ・・・さと・・・に・・」
・
装置をぎゅっと抱きしめて
炎を睨んだ。
・
さとにぃのところに
帰らなきゃ・・・
・
最後の希望・・・
・
それを胸に
俺は辺りを見渡した。
・
視界の中に
窓が映る。
・
俺は
物凄く狭いスペースの間を走って
窓に駆け寄った。
・
窓から下をのぞく。
小さい時から
高い場所が苦手だけど・・・
・
今はそんなことを言ってられなかった。
・
ここは２階。
・
・・・・・・なんとか
飛び降りられるかな・・・？
・
怖かったけど・・・
だけど
死にたくない。
・
俺は必死に窓の鍵に手を伸ばし
鍵のロックを解除した。
・
そして窓を開ける。
・
それと同時に
風が入ってきて
より一層
炎の強さを強くした。
・
翔「・・・・お父さん・・・さとにぃ・・・怖いよぉ」
・
孤独で
寂しくて
恐怖で。
・
ボオォォ・・・
・
炎はさらに強くなり
俺のすぐ後ろに迫っていた。
・
もう、飛び降りるしかない。
・
そして・・・
俺は迷わずに
装置を手にしたまま・・・
・
・
窓枠に足をのせ・・・
・
・
飛び降りた。
・
・
それは一瞬のことで。
・
・
・
ぐちゃっ・・・
・
・
一瞬で
地面に体が叩きつけられた。
・
あぁ・・・
初めてだったから
着地失敗しちゃったよ・・・なんて
思ったり。
・
火傷をしたせいか
体全身が熱いし、痛い。
・
視界がぼやける。
・
意識が朦朧とする。
・
ぼやけた視界に
壊れた装置が映った。
・
・
翔「・・・・お父・・さ・・・・・・・・・さ、と・・・にぃ・・・・・」
・
・
装置に手を伸ばしても
届かなくて。
・
俺はそのまま
意識を失った。
ラッキー嵐コンビ
雅紀×潤
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ほーあ(プロフ) - あっ！！！ごめんっ！！ほーあだけど元、穂翔だよ！！！名前変えたのを忘れてた…… (2012年9月18日 23時) (
レス) id: 689bbdf980 (このIDを非表示/違反報告)
翔しゃん(プロフ) - 尚翔☆さん» 嬉しいーっ！ぁたし、アンケートは結果しか見てなかったんで…新作待ってますよぉ(^^)超能力って書くの難しいですね(；´Д`A (2012年9月18日 22時) (レス) id: f96951578f (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆ - 翔しゃんさん» ありがとです♪そうですね・・・私、S氏担なんで・・・ｗｗ今回は、一応・・・コンビとしてはバンビメイン？かなぁ・・・この前、アンケートとったやつです★超能力♪頑張りますよ〜 (2012年9月18日 21時) (レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ほーあ(プロフ) - 二人の過去がぁ〜……うわぁーん！！！！！((うるさい。翔くん生きててよかったねーー！！！さと兄ちゃん！！ (2012年9月18日 17時) (レス) id: 689bbdf980 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - やっぱ小学生って想像力とかないんだよね・・・ (2012年9月18日 17時) (レス) id: 39f86df9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2012年8月25日 17時
