第５７話 ページ13
＜翔サイド＞
・
・
なんとか基地から抜け出して
しばらく歩いた場所の物陰に隠れた俺達。
・
・
もう、歩けない。
さっき撃たれた右足が痛くて痛くて
仕方がない。
・
こんな激しい痛みを味わったことがないくらい。
・
改めて拳銃の恐ろしさを知った。
・
熱も酷くなってきて
頭がぼーっとする。
何も考えられない。
・
翔「・・・・・はぁっ・・・はぁ・・」
雅「翔ちゃん・・・大丈夫・・・？」
・
相葉くんは
優しく俺に話しかけてくれるけど・・・
・
翔「・・・っっ・・ごめ・・」
・
喋るのも辛いんだ。
・
雨が強く
俺らに降り注ぐ。
・
・
朦朧とする意識の中・・・
・
とある映像が
頭の中でよみがえった。
・
・
『助けて！助けて！！・・・兄ちゃん！』
・
迫りくる炎。
・
体が燃えるように熱い。
・
『お兄ちゃん、どこなのっ！？お父さんっ！！』
・
ーお兄ちゃん？
ーお父さん？
・
ー俺の、家族なの？
・
ーじゃあ・・・
ーこの記憶は・・・一体・・・
・
・
『・・・翔！お前は生きるんだ！！』
・
『・・・・お父さん？』
・
・
ー“お父さん”と呼ばれる人の苦しい声に、
ー自分らしき弱い声・・・
・
ーそれを最後に
ー記憶は途絶えた。
・
・
翔「・・・っう・・いっ・・・」
・
頭が割れるように痛い。
・
雅「翔ちゃんっ！？」
翔「・・・・・っ・・・水さえ、あれば・・・」
雅「・・・・えっ？」
・
・
そう。
あの時
俺が強く欲しかったものは大量の水。
・
迫りくる、激しい炎を
消し去るためには、水が・・・
・
・
・・・・この記憶だと。
・
・
翔「・・・はぁっ・・・お父・・さ・・・死んじゃ・・っ・・・」
・
雅「え、何？お父さん・・・？」
・
・
お父さんは死んじゃったのー・・・？
・
・
俺には幼い時の記憶がない。
だから・・・
・
今の記憶はきっと
忘れた記憶の一部なんだ・・・
・
・
・
『助けてよぉ』
・
あぁ・・・
また言ってる。
“自分”が。
・
・
『助けてっ・・・痛い・・・怖いよ・・・熱いよぉ』
・
・
泣き叫んでる、あの日の俺。
・
『はぁっ・・・はぁっ・・・』
・
何かから逃げてる・・・
・
何から逃げてるんだろう？
・
『来ないでっ・・・・助けてっ・・・・さと兄ちゃん！！』
・
“さと兄ちゃん”
・
その人物は
・
俺にとって、物凄く
・
大切な人だった気がする。
ラッキー嵐コンビ
雅紀×潤
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ほーあ(プロフ) - あっ！！！ごめんっ！！ほーあだけど元、穂翔だよ！！！名前変えたのを忘れてた…… (2012年9月18日 23時) (
レス) id: 689bbdf980 (このIDを非表示/違反報告)
翔しゃん(プロフ) - 尚翔☆さん» 嬉しいーっ！ぁたし、アンケートは結果しか見てなかったんで…新作待ってますよぉ(^^)超能力って書くの難しいですね(；´Д`A (2012年9月18日 22時) (レス) id: f96951578f (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆ - 翔しゃんさん» ありがとです♪そうですね・・・私、S氏担なんで・・・ｗｗ今回は、一応・・・コンビとしてはバンビメイン？かなぁ・・・この前、アンケートとったやつです★超能力♪頑張りますよ〜 (2012年9月18日 21時) (レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ほーあ(プロフ) - 二人の過去がぁ〜……うわぁーん！！！！！((うるさい。翔くん生きててよかったねーー！！！さと兄ちゃん！！ (2012年9月18日 17時) (レス) id: 689bbdf980 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - やっぱ小学生って想像力とかないんだよね・・・ (2012年9月18日 17時) (レス) id: 39f86df9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2012年8月25日 17時
