ヤンデレな彼氏を愛してしまった少女の××【名前変換オリジナル】

ダイスキ_38* ページ40

貴女side


しばらくすると公園の前をうろついていた男がこちらに向かって歩いてきた。



これ…結構やばいやつだよね……



逃げなきゃ…逃げなきゃ…動け…足！！



だが案の定私の足は恐怖で一歩も動かなかった。



貴｢ど、どうしよう……怖い…怖いよ｣



男がだんだん近づいてくる。



もうそろそろ走って逃げなきゃ捕まっちゃう。



動かない足。



私は自分の無能さを知った。



どうして動かないの！！！この足！！！



そんなことを考えているうちに男は自分の目の前に立っていた。



貴｢あっ！｣



男は顔をマスクとフードと前髪で隠していて確認できない。



私はすぐに下を向いて目を瞑った。



怖い…怖い…もう終わりだ、こんな所来なければよかった、連れて行かれる？、誘拐？、殺される？、殺/人？、もう奏斗に会えない？、嫌だ…嫌だ!!!全部夢のせいだあの夢のせいだ！！



すると男の手が私の肩に触れた。



ビクッ



彼｢見つけた｣



彼の声がした。目の前に立っているのは……そう。知ってる顔。愛しい人の顔。

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