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「理子、いいんじゃねーか?無理に誘わなくても。行きたくねーやつを無理に誘う必要なし。」



「おい、三橋っ!!」



咄嗟に伊藤くんが三橋くんを止める。



「なんで?別に誘ったっていいじゃない。」



「あ、あの理子ちゃん。」

このままだと理子ちゃんと三橋くんが
言い合いになりそうだったので私は割ってはいる。



「ごめんね。今日は予定があって…みんなで楽しんできて?」


私は今できる精一杯の笑顔で笑って見せるが
ほんとに笑えているかなんて分からない。


「ほらみろ、なんだ?男か?いいな、楽しそうで。」


「三橋。いい加減にしろってっ!」


三橋くんは嫌味のように私に言ってくるのを伊藤くんが必死に止める。



それならしょうがないわね。また行きましょ?と笑ってくれる理子ちゃんにありがとうと伝えその場にいても経ってもいられず屋上を出てきてしまった。



三橋くんにあんなこと言われるなんて…
本当に嫌われちゃったんだ、私…。


後悔したってもう遅い。紅野くんとの事は事実だし
しょうがないんだ。



なんだか午後の授業を受ける気にもなれず、教室に戻り荷物を手にして家へと向かう。









「ただいま」

また誰も帰っていないお家で返ってくるはずもないが一応挨拶をし自分の部屋に入るなりベッドにダイブする。


天井を見上げ、今日の事を思い出すと自然に
涙が流れていた。

私はいつの間にか寝てしまっていて
外を見ると、もう薄暗い夕方になっていた。

起き上がりリビングへと降りていくと
両親がなにやら準備をしていた。

「どこかいくの?」

「うん、お父さんの友達のお家でお酒飲みながら花火見るのよー!」

「そうなんだ。」

「お前は祭りに行かないのか?」

そうお父さんに言われ、心配させないように
笑って、行くよ。と返す。

楽しんでこいよー!
なら行ってくるぞ!と2人は出ていってしまった。



「学校からも見えるのかな。」



私は家を出て、学校へ歩き出す。




商店街を歩くと、みんなお祭り気分で
浴衣を着てるカップルや家族連れが沢山歩いていた。





学校へ着き、屋上へ向かいドアを開けると、伊藤くんがベンチに座っていた。



「Aちゃん!?」

「伊藤くんっ!!なんで!?」

「ここで三橋と待ち合わせなんだ。」

「ごめんっ!なら私帰るね。」




そう言ってドアを閉めようとすると
Aちゃん!と呼び止められた。




「なに?」




「あの、紅野との事…聞いたよ。」

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Runa - 忙しいと思いますが、更新がんばってください!応援してます! (2021年6月13日 16時) (レス) id: cf36c57a0e (このIDを非表示/違反報告)
水花 - 納得いける作品ができるまで待っているので頑張ってください 応援しています (2019年6月11日 0時) (携帯から) (レス) id: 5e994f90b5 (このIDを非表示/違反報告)
水花 - はい!頑張ってください!応援しています! (2019年4月27日 23時) (携帯から) (レス) id: 5e994f90b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 水花さん→いつもいつも本当にありがとうございます。仕事が忙しくなかなか更新できず申し訳ございません。もう少し時間を頂ければと思います。 (2019年4月26日 1時) (レス) id: 4a89377b71 (このIDを非表示/違反報告)
水花 - いろいろ忙しい時期ですが、更新頑張ってください。とても楽しみにしてます。 (2019年4月24日 0時) (携帯から) (レス) id: 5e994f90b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずは | 作成日時:2019年1月12日 14時

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