ツッパリに恋をしました。【今日から俺は！！】

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昨日理子ちゃんに自分の気持ちを伝えて、それが好きなのかは分らないままだったけど
三橋くんが助けに来てくれて、抱きしめてくれてやはり好きなんだと再確認したら
急に恥ずかしくなってきて、どんな顔で会えばいいのか変に緊張する。




そんなこと考えて商店街を歩き学校へ向かってると青い制服を着た二人が女の子に話しかけていた。



(朝からナンパですか・・・・。今井さんて結局だれでもいいんじゃ・・・？)



あ・・・！見事ナンパ失敗に終わりそれを声も出さずざまぁみろと言わんばかりに
三橋くんと伊藤くんが笑っている・・・。ドンマイ・・・今井さん・・・苦笑









―学校―




学校に着き、ただ教室に行くだけでこんなに緊張するとは・・・。
屋上とかでさぼっててくれればいいのにな。なんて願いも叶わず伊藤くんと佐川くんと
話しているのが見えた・・・。




(普通に、普通に・・・。)



「お、おはよう！！」



「おぉー！A今日帰りサテン行こうぜ〜」


いつも通り三橋くんが話しかけてくれて、ホッとした。



それから授業が始まりボーっと聞いていると、左腕を叩かれ横を見ると
何やら折りたたんだ紙を投げられ、顎で見ろと言わんばかり紙を指す。



仕方なく見てみると・・・・。




お前って好きな奴とかいんの？




「えっ！？」


思わず声が出てクラスのみんなが私を見てくる。
先生に向かって何でもないです。と一言いうと何事もなかったように授業が再開する。
私はなんで？と一言だけ書いて隣に投げる。
返事はすぐに返され




昨日言ってた好きってどういう好き？



(え、え、え、いつ言った？なんで！？)



そんなこと言ったっけ？覚えてないや。


慌ててそれだけ書いて投げ返すと






クシャクシャと紙を丸める音がして、そーっと横をみると机に顔を伏せ三橋くんは寝ていた。

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