011 ページ13
―
「三ちゃんが立ち読みしてて遅刻しそうだったから引っ張ってきたの!笑」
「そうなんだ。」
笑顔で言う理子ちゃんが少しだけ羨ましかった・・・。
(理子ちゃんなら言うこと聞くのかな・・・仲良しだし私が言うより効き目あるか。)
「それより、、お前あのゴリラとなに話してたんだよ。」
「えっ!?あーなんて言うかこ、告白されたの。苦笑」
「え!?うそ!?やっぱりモテるのね!Aちゃんったら!」
そういう理子ちゃんの横で、三橋くんがとんでもないビーバーみたいな顔で私を見ていた。
「な!?なに・・・どうしたの!?」
「許さんっ!!!ゴリラのくせにAに告白なんてよ!!!で!!なんて答えたんだよ!
まさかOKなんてしてねーだろうなー。」
そんな怒らなくても・・・・。と思いながら理子ちゃんを見るとなんだか寂しそうに俯いていた。
まずいと思い咄嗟に答える。
「しっ、してないよ!!今井さんの事何も知らないし、お友達からって伝えたの。」
「はぁ!?お友達だと!?お前ゴリラと友達になりたいのか??ゴリラと仲良くなってどうすんだよやめとけ、やめとけ!!ぜっっったいに許さんっ!!!!」
そう言い放つと一人でズカズカトと歩いて行ってしまい、理子ちゃんと二人きりになり
なんだか気まずい雰囲気の中先に沈黙を破ったのは理子ちゃんだった。
「・・・・Aちゃん!私たちも行きましょっ!!」
そうだねとだけ返事をし二人で学校に向かう。すると・・・・。
「Aちゃんってさ・・。三ちゃんの事どう思ってる?」
いきなりの質問にびっくりしたと同時にすこし焦る自分がいた。
しかし、自分の気持ちは胸の中にしまうと決めている私はまっすぐな瞳で見つめてくる理子ちゃんに見透かされないよう必死で隠した。
「どうって・・。大切な友達の一人だよ?それは理子ちゃんも同じ。」
「ほんとに・・・??私三ちゃんが好きなの。叶いそうにはないけど。苦笑」
気付いてたよ。と私は笑いかけたが、今の私はいつものように普通に笑えていただろうか。
学校に着くと下駄箱のところで伊藤くんと佐川くんに会った。
55人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Runa - 忙しいと思いますが、更新がんばってください!応援してます! (2021年6月13日 16時) (レス) id: cf36c57a0e (このIDを非表示/違反報告)
水花 - 納得いける作品ができるまで待っているので頑張ってください
応援しています (2019年6月11日 0時) (携帯から) (レス) id: 5e994f90b5 (このIDを非表示/違反報告)
水花 - はい!頑張ってください!応援しています! (2019年4月27日 23時) (携帯から) (レス) id: 5e994f90b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 水花さん→いつもいつも本当にありがとうございます。仕事が忙しくなかなか更新できず申し訳ございません。もう少し時間を頂ければと思います。 (2019年4月26日 1時) (レス) id: 4a89377b71 (このIDを非表示/違反報告)
水花 - いろいろ忙しい時期ですが、更新頑張ってください。とても楽しみにしてます。 (2019年4月24日 0時) (携帯から) (レス) id: 5e994f90b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆずは | 作成日時:2019年1月12日 14時