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8 問題児 ページ10

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食事が終わり、席を立とうとした時、私の携帯に連絡が入った



『はい、4課 橘です』


［ 東通りで悪魔が出たと通報があった。4課に出動要請が出された。至急出動願う ］



後部座席に乗り込み、電話を繋いだままもうひとつの携帯を使いながら4課メンバーに連絡をし、電話越しで詳細を聞く



『現場に民間人はいますか？』


［ 民間人は数名。
ああ、それと 頭にチェンソーがブッ刺さってる悪魔がいるんだけど…
橘さんのとこ、最近新しいの入ったんじゃ無かったっけ？ 確か、チェンソーが頭に___］


チェンソーと聞いた途端サーッと血の気が引くのが分かり、後から上が煩くなるのが目に見えて思わず頭を押さえた


『…あ〜、はい、ウチのです…』

［ ちょっと〜、橘さん困るよ。ただでさえ4課は問題なのに
新しいのが早速問題起こされると困るんだよ ］

『すみません、後でしっかり言って聞かせますので』

［ ……まあ？可愛くてスタイル抜群の橘さんだから許しちゃ ］

『今から公安で4課を乗せて現場に向かいます。失礼します』


こっのセクハラ野郎、緊急事態にもセクハラか？



『はぁ、デンジ君とパワーちゃんが関係してるっぽい
また上から嫌味言われちゃうかも』

「アイツら…一体何しでかしたんだ、」



顔を歪めたアキ君が運転している車はそうこうしているうちに公安前に着いた
既に玄関前には4課が揃っていて、車が止まるとみんな走って乗り込んできた



「よっ！Aちゃん今日も可愛い！夜飲みに行こうよ！」

『こんにちは姫野さん、遠慮しておきますね』

「ちぇっ、釣れないんだから〜」

「姫野先輩、Aを飲みに誘うのやめてください。先輩と行くと比べ物にならないくらい飲んでくるんですから」

「酔っ払ったAちゃん可愛いからついつい飲ませちゃうの〜
アキ君だって可愛いと思ってるくせに！」


「…うるさいです」




『荒井君、コベニちゃんこんにちは』
「橘さんっ、おは、あっ、違う、こんにちはっ」

「お隣失礼します」

『ん。座りな〜』




『今から現場に向かいます。
現場にいるのは、ヒルの悪魔

___それと4課に新しく入った悪魔と魔人です』





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9 コン→←7 力と書いてパワーと読む

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