無神家の長女は‥‥

8ピンチ!? ページ13

「兄さまっ!!遅れてすみません!!」

屋上に着くと兄たちはすでに来ていた。

ｱｽﾞ「A!!」

アズサ兄が私を見るなり抱きついてきた。

ｱｽﾞ「遅いよっ!!俺....心配で....逆巻さんに何かされてない?」

「ごめんね、アズサ兄。ちょっと用事があっただけだよ?逆巻の奴らには何もされてないから安心して?....というか、私はあいつらから友達を助けたんだ!!」

ｱｽﾞ「友達....？」

「そうだよ!!友達が出来たんだ!!ユイちゃんっていうんだよ?」

私は自慢するように、後ろにいたユイちゃんを紹介した。

すると....

「兄さま....?」

一瞬にして兄達の雰囲気が変わった。

何と言うか....獲物を見つけた動物のような....あまり良い予感がしない。

ｱｽﾞ「イヴを見つけて....くれたの?」

ｺｳ「流石Aちゃんっ !!言う前に見つけて来るなんてさすがっ!!」

ﾕｰﾏ「えらいぞっ!!A!!」

「えっ....?兄さま....どういう事ですか？」

フェンスに寄り掛かっていたルキ兄が戸惑っている私の頭を優しく撫でながら言った。

ﾙｷ「よくやった｡さすが俺たちの妹だ｡そいつを連れて来い｡帰るぞ｡」

「ちょっと待って!!ルキ兄!!何でユイちゃんを連れて帰らなきゃいけないの?ちゃんと説明してよっ!! 」

ﾙｷ「あぁ....お前にはまだ話していなかったな｡俺たちはそいつをを見つけるためにこの学校に入学したんだ｡あの方のご命令でな｡」

「えっ....?」

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