転生したら、主人公の兄貴なんだが？

警察学校組 ページ18

ついにこの日がやってきた。
警察学校組と呼ばれる5人、陣兄さん、研兄さん。そして、新一は一度だけ面識がある降谷さん、諸伏さん、伊達さん達。何故か降谷さんの強い希望により、俺らは個室のあるカフェにやってきた。もうこの時期は公安の2人は潜入捜査をしてるだろうから、あまり外を出歩けないのがあるんだろうな。

「新ちゃん！Aちゃん！
　こっちだよ〜」

「もう中にあいつら待ってるぞ」

俺と新一はかなり時間に余裕を持って来た筈なんだけどね。どうやら1番最後みたい。早すぎないかな？皆さん、、、

「待たせてごめん」

「ごめんなさい」

「いやいや、2人ともだいぶ早いし。
　俺らが早く来すぎただけだから」

「そうだ。気にする必要はねぇよ」

そう言われても、、、

「松田、萩。2人とも来たか、、、！」

「あ」

降谷さんだ。え、なんか原作の29歳と変わんなくない？というか、みんな老けてないよね。警察学校編と原作の時系を比べて思ったけど、若々しいし顔整ってるな。

「あの時のお兄さん」

「あぁ。新一は前に会ってるもんな」

ハロ嫁の伏線となる、あの水道管を壊した時ね。あれ結構勢いよく水が出て来て、びっくりしたな。

「はっ！
　ちゃんと話すのは初めてだよね？僕は降谷零。そこにいる2人の友達さ」

ん？なんか降谷さん、テンションが高いというか原作の冷静さが無いな。まだ若いっていうのもあるだろうけど、えらく新一のこと見てるな。まさかっ！？

「研兄さんっ！(小声」

「ん？
　どうしたの、Aちゃん(小声」

「ねぇ、どういうこと？
　もしかして、降谷さんがどうしても俺達。いや、新一に会いたかった理由って他にあるんじゃない？(小声」

「あちゃ〜、気づいちゃった？もちろん、単に俺らが可愛がってる2人を見たいのはあると思う。けどね、、、
　どうやらあの時に新ちゃんに惚れたっぽいのね、ゼロ。あいつも面食いだからさ。ほら、新ちゃんはどちらかと言うと有希子さん似で、綺麗な顔立ちだから(小声」

「！」

う、嘘だろ。いや、別に偏見がある訳とかではない。現に、前世ではそういう話も読んでたし。
けれど今世となれば話は違う。新一は俺の可愛い可愛い天使な弟だ。いくら降谷さんであろうと、新一を狙うなら容赦はしない。まだ新一をお嫁に出すのは早いんだからっ！

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