松萩と工藤兄弟 ページ11
「もしかして、俺らに会えなくなると思ってるの?」
「まぁね」
ライフスタイルも変われば、高校生活って結構キツイし。無理に俺達と時間を合わせずに、楽しんで欲しい。
「そんなことか〜。
別に今までと変わらないよ。それどころか、保護者代理として、色んなところに遊びに連れていってやるさ!」
「え?」
本気で言ってんの?
「お前、また難しいこと考えてんのな」
「わっ、陣兄さん」
いつの間にか戻ってきた陣兄さんに、髪をわしゃわしゃと撫でられる。地味に痛い。
「どうせ、親父の事で俺は周りと馴染めないし。お前らといる方が楽しんだよ」
「うんうん。女の子に会えるのは楽しみだけど、俺もAちゃんや新ちゃんと一緒の方が楽しいよ。
だから心配しないでね」
「ほんと!
これからもにいちゃんたちといっしょ!?」
「おう。一緒だ」
「やった!」
なんだか、ホッとする。そうか。良かった。
俺はこの世界に来て、大切な人が増えた。母さんや父さん、新一をはじめとした家族。そして、兄貴分の陣兄さんや研兄さん。2人は原作だと死ぬ運命にある。そして、新一も黒の組織に巻き込まれてしまう。
俺も、この先死ぬのか生きれるのかわからない。わからないけど、出来るだけ長くみんなといたい。そんな、ただの俺の我儘だ。前世で好きなものに囲まれて幸せだったけど、いつも1人だった。でも今は、好きな人達に囲まれて暖かくて、心地よい。
「にいちゃん、いこっ!」
「うん、行こうか」
優しく、後ろから俺らを見守る2人。陣兄さんが前に話してたけど、想像以上に苦労してきたらいし。陣兄さんは、どこに行っても腫れ物扱い。そして、研兄さんは人気者ゆえに学校では陣兄さんとの時間を減らされてしまう。
俺も、新一とそんなことされたなら許さない。だから、研兄さんが大好きな陣兄さんは辛いんだろうな。
「お前ら気をつけて走れよ」
「転けるなよ〜」
ここにいる二人は生き生きしている。新一だって、とても楽しそう。あぁ、こうやって幸せな時間が長く続いて欲しいな。
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ナナカ(2代目)(プロフ) - このような形のご報告となり、大変申し訳ありません。これからもこのお話を楽しんでいただけると幸いです。失礼します。 (4月27日 23時) (レス) id: ac9b84305f (このIDを非表示/違反報告)
ナナカ(2代目)(プロフ) - そこで、このナナカ(2代目)のアカウントで続きを書くことにしました。まだ準備中ですので、待たせてしまう形になってしまいます。けれど、書くことを辞めたわけではないため、まだ待てる方はもう少し首を長くして待っていて欲しいです。 (4月27日 23時) (レス) id: ac9b84305f (このIDを非表示/違反報告)
ナナカ(2代目)(プロフ) - 更に此処で私のポンコツな部分が出ており、小説のパスワードを忘れてしまいました。どこかでままをしていると思い探しましたが見つからず、このまま小説を書く事が困難となりました。自分のミスでこのような事態を招き、申し訳ありません。 (4月27日 23時) (レス) id: ac9b84305f (このIDを非表示/違反報告)
ナナカ(2代目)(プロフ) - 皆様、更新がかなり停止してしまい申し訳ありません。実はWeb版にログインし、今まで投稿していたのですが、どういう訳かログイン出来なくなり新しくアカウントを作成しておりました。 (4月27日 23時) (レス) id: ac9b84305f (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 夢主のかぁ…ヒロさんもだけど萩原さんも良いんじゃないかな?自分ならこの二人を候補にしたいです。 (2月18日 10時) (レス) @page21 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナカ | 作成日時:2023年4月22日 21時