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結局さみしさを紛らわすには寝るしかないと早めに布団に入ったものの、案の定眠れない。
彼が来る前のように真ん中で寝てみても違和感を感じていつもの場所に戻るけど、隣にいないんだから落ち着く訳が無い。
(おやすみ)
いつもなら、目を閉じると彼の優しいキスが振ってくるのに。
頭や背中を撫でて、眠るまで見守ってくれるのに。
家だから大丈夫だなんて甘い考えだったなと小さくため息をついた。
布団から片腕を出して暗闇に慣れてきた目でブレスレットを眺める。
(大好き。ずっと付けてな？)
これを見る度に俺の事思い出してくれる？と口端を上げて悪戯に笑っていた彼の策略にまんまとはまってしまっている。
ブレスレットが無くてもいつも思い出すし考えているのに。
布団を肩まで掛けて眠ろうと目を閉じても、鼻が詰まっていて上手く呼吸が出来ないし何だか寒気がしている様な気がする。
いつも抱き締めて寝てくれているのに今日はそれがないからだと言い聞かせて自分の身体に腕を巻き付けて頭を空っぽにしようと頑張っていると、物音がした。
携帯を確認すると日付が変わっている。
もしかして帰ってきたんだろうか。
あんなに行きたくない、早く帰りたいとうらたんに散々喚き散らしていたから早く帰ってきてくれたのかもしれない。
一人で眠らないといけないと思っていた私は彼に会いたがっていたというみんなには申し訳ないけど嬉しくなってしまった。
着替えてから来てくれるのかなとわくわくしていたけど、何だか彼らしくないなとも思う。
行く前の様子やいつもの彼を思い出してもリビングが暗いのを見たら自惚れているかもしれないけど真っ先に寝室に来るような気がする。
物音は勘違いだったのかもと余計な期待をしないようまた目を閉じた時、寝室のドアが開く音がした。
「センラ？」
足音がしない。
どうしたんだろうと身体を起こしてドアの方を見て心臓が跳ねた。
(...センラじゃない)
人影はあるのに金色に淡く光る瞳が見えない。
明かりが全く無い暗闇の中、その光を見つけられないわけがない。
(誰？)
声が出ない。
いきなり早くなった心臓に頭が追いつかない。
バクバクと音がするように鳴る鼓動をどうしていいかわからない。
どうしよう。
さかたんの魔法陣はリビングの引き出しにあるのに。
動かす事が出来なくなった身体で必死に目を凝らしてみても顔まではわからない。
「迎えに来たよ」
その声に、頭は真っ白になった。
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あーりん(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！甘い二人が書きたい私としては早くこのシリアスを抜けたい所ですがしばしお付き合い下さい！笑 (2019年8月27日 21時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - 更新お疲れさまです(^^)いつも楽しみに待ってます！シリアス展開なのに先が気になってワクワクしていますw更新頑張ってください！ (2019年8月27日 16時) (レス) id: 08075475cf (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 怜莉さん» 楽しみに待って頂いているのがすごく嬉しいです！( ；__； )コメント頂けてとても励みになりますー！少しシリアスなお話が続きますがお付き合いよろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
怜莉(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しみで、今か今かと待っていますw個人的になんで話数毎の評価ができないんだーーーーー！！！と嘆いていますwこの先の夢主ちゃんとセンラさんがどうなるか気になります！更新頑張って下さい！待ってます！ (2019年8月27日 10時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ぷーさん» ありがとうございますー！これからもよろしくお願いします！あと、課題頑張って下さい！！w (2019年8月27日 1時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年8月8日 4時
