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仕事も終わり帰り道、最寄駅を降りた時にふと電話してみようかなと携帯を鞄から取り出す。
何時に帰ってくるかわからないから心配だと前に話されたのを思い出して発信するとコール音が鳴ってすぐ出てくれた。
「Aちゃん！」
嬉しそうな声にこっちまで笑顔になってしまう。
「今ね、駅から家まで歩いてるよ」
「ほんま？じゃあもうすぐやね」
「コンビニ寄って何か買って帰ろうか？」
「いい。はよ帰ってきて欲しい」
ふふ、と笑いが込み上げてしまう。
いつも一人で歩いている道なのに一人じゃない気がする。
聞こえてくる訛りのある柔らかい声はどこも寄らずに早く帰ってきてと拗ねている。
エレベーター乗るから切るねと言うと、鍵を開けて待ってるねと電話は切れた。
「おかえり！」
「ただいま」
玄関を開けて一歩入るとすぐ彼に抱き締められ、背中に腕を回すと嬉しそうに笑う。
「とりあえずヒール脱がせて欲しいな？」
「あ、ごめん」
ぱっ、と腕が離されてヒールを脱ぐとおかえり、と優しくキスをされる。
「電話、暗い道一人で危ないなぁって思ってたから嬉しい」
「、、、ありがと」
電話を嬉しいと言う理由が、さみしいからじゃなくて私の心配をしてくれていたのが嬉しい。
上機嫌な彼はリビングでご飯を食べている間も連絡が取れる事が嬉しいと楽しそうに話した。
「ねー、Aちゃん」
「んー？」
彼の前髪を乾かし終わってドライヤーの位置を変えると、瞳を開いて楽しそうに私を見上げる。
「仕事中、センラのこと思い出した？」
「、、、うん」
すき、とだけ送られてきたけどあの後彼の事を度々思い出してしまってにやけるのを必死に堪えて仕事に打ち込んだ。
「いつもセンラの事考えながら仕事してるよ」
「ほんま？！」
え！嬉しい！と声のトーンが上がる。
「今何してるかなぁとか、色々思うよ」
「今日はAちゃんの写真ずっと見てた」
「恥ずかしいからやめて」
なんでー、ええやんかーと口を尖らせている。
やめてと言った私も、空いた時間に眺めてしまっていたけど。
ドライヤーの電源を切ると彼が口を開く。
「電話、帰ってくる時にして欲しいんやけど」
「うん？」
「危ないから心配なんよ」
「わかった」
「もう安心」
彼の小指が私の小指に絡められる。
「約束ね」
頷くと優しく笑う彼の小指が絡んだまま唇が近付く。
こんなに優しいゆびきりは初めてで唇も、絡めた指もしばらく離したくなかった。
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あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» 発狂だなんてありがとうございますw出来る時になるべく更新するようにしているのでこれからもお付き合いお願い致します★ (2019年6月18日 5時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - もう、更新早めで発狂してました (2019年6月17日 19時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 白雨さん» 白雨様ー！ありがとうございます！m(_ _)mキャラクター崩壊も甚だしいですがこれからもよろしくお願い致します！ (2019年6月17日 16時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 赤星になりましたね！おめでとうございます〜！これからの展開も楽しみにしてます(*´艸｀) (2019年6月17日 11時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» ありがとうございます！深夜更新が多いのでご迷惑をおかけするかもしれませんがお付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月16日 23時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年6月9日 16時
