123:しま ページ37
「こいつしつこいな。殺る?」
(まーしぃ!)
彼の真横に立って物騒な物を彼に突き付けている。
自信なさげに俯く彼にはもちろん見えていないし、まーしぃの声も聞こえない。
「ランチは二人になってしまいますが、飲み会だと大人数なので」
ダメ押しとばかりに口を開く彼にまーしぃは「はぁ?」と眉を顰めると引き金を引いた。
(やばい)
「あの!来週にお返事しますので少し待って頂けますか?」
「え、はい」
では、と会釈をしてまーしぃに目配せをするとわかってくれたのか慌ててその場を後にする私に着いてきてくれた。
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「ちょっとそれしまって!」
「えー?」
使われていない会議室に慌ててまーしぃを押し込んでなんでいるの!と矢継ぎ早に質問をする。
「Aちゃん大丈夫かなー?って」
拳銃をしまいながら呑気な声で答えるまーしぃに力が抜けてしまう。
「、、、ありがとう。もう大丈夫」
「ほんであいつなんなん?Aちゃん嫌がってたのにしつこかったやん」
顔に出てしまっていたかと反省しながら会社の飲み会があってねと言うとまーしぃはわざとらしく口元に手をやってはっとした顔をする。
「飲み会、、、合コン?」
「違います。飲み会です」
「お酒飲むん?」
「そうだね、飲み会だから」
「あいつが誘うってことは男も来るんやろ?」
「うん、、、会社の飲み会だからね」
「男も来るお酒の出る場所、、、お見合い?」
「違う違う」
慌てて否定してもまーしぃの勘違いは止まらない。
「でもあいつ確実にAちゃんに気あるやん。そういう飲み会って合コンなんちゃうの?」
男と女が仲良くなる場所なんやろ。と聞くまーしぃになんて言っていいのかわからずに頭を抱える。
「いや、会社の飲み会は合コンじゃなくて、、、打ち上げって言って今日の仕事お疲れ様でしたって飲むだけで」
なんて言ったらわかってくれるんだと言葉が続かない。
「お見合いって何?」
「お見合いは知らない人同士が知り合ってお付き合いとか結婚とかに発展する時間をつくる会」
あれ?あってるっけ?と説明しながら自分でも分からなくなってくる。
「ほな合コンは?」
「合コンも似たような感じかな」
「でもテレビで見たのは知り合い同士で合コン行ってたで」
センラも一緒に見ておもろかった、とテレビのカップルになっていったいきさつを教えてくれた。
(二人でどんな番組見てるの...)
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あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» 発狂だなんてありがとうございますw出来る時になるべく更新するようにしているのでこれからもお付き合いお願い致します★ (2019年6月18日 5時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - もう、更新早めで発狂してました (2019年6月17日 19時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 白雨さん» 白雨様ー!ありがとうございます!m(_ _)mキャラクター崩壊も甚だしいですがこれからもよろしくお願い致します! (2019年6月17日 16時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 赤星になりましたね!おめでとうございます〜!これからの展開も楽しみにしてます(*´艸`) (2019年6月17日 11時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» ありがとうございます!深夜更新が多いのでご迷惑をおかけするかもしれませんがお付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月16日 23時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーりん | 作成日時:2019年6月9日 16時