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彼の言っていた通り午後からは雨で営業に出ていた社員たちも早めに帰社したからか早く終わることが出来た。
そういえば今日はみんなが来る日だったと月曜日のお礼も込めてまたケーキでも買って帰ろうとこの間とは違うお店に寄って帰った。
(思ったより凄い雨だったな...)
この間はさかたんが風避けをしてくれていたから全く濡れなかったけど梅雨に入って雨が酷くなってきた。
足元と肩周りが思ったより濡れていてケーキを守ることに一生懸命になりすぎた。
「ただいまー」
「おかえり」
玄関を開けてとりあえずケーキを置いているとリビングのドアが開いて彼が来てくれたけど、私を見てすぐさまお風呂場に行ってしまった。
(明日違うヒールにしないとなぁ)
後で乾かそうとヒールを脇にやっていると後ろからバスタオルが頭にかけられて満遍なく拭かれていく。
「わ、」
「傘持ってったのに凄い雨やったんやなぁ」
ぽんぽんと優しくタオルドライされながらチラリと見えた彼の顔が真剣で笑ってしまう。
「先にお風呂入り？」
「うん、このままお風呂行く。これ冷蔵庫入れて置いてくれる？」
「ケーキ？またみんな甘やかして...」
呆れた顔をする彼に食べたかったから。と笑って返すと風邪引くからはよお風呂入ってきてと脱衣所に押し込まれてしまった。
しっかり温まってリビングに向かうとにぎやかな声が聞こえてくる。
ドアを開くとごろごろと寝転んでテレビを見るうらたんとまーしぃとさかたんがいた。
「あ、Aちゃんおかえりー」
「おかえり」
「ただいま」
「ちゃんと温まった？」
ソファに座っていた彼が乾かしたばかりの髪を梳く。
「冬じゃないし、冷えないから大丈夫だよ」
ありがと、と視線を感じるような気がして顔を向けるとまーしぃとばっちり目が合った。
「どうしたの」
「いやー、センラの前でえらい色っぽい顔するようになっ、、痛い痛い痛い！」
こちらを見てにやにやと笑うまーしぃに隣のうらたんが何かしたようで腕を抑えてじたばたしている。
割りと、というかいつもうらたんはこういう時助けてくれる気がする。
痛がっているまーしぃを見てうらたんの背中に重なって笑うさかたんの声を聞いていたらこっちまでつられ笑いしそうだ。
「あ」
「え？」
じゃれ合う三人をソファから眺めていたら彼が小さく囁いた。
「お帰りのキス、雨のせいで忘れてた」
しまった、と落胆する彼に小さく笑って今日は何作ろうかなとキッチンに向かった。
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あーりん(プロフ) - あみたさん» コメントありがとうございます！占ツクを始めたばかりで仕様もよく分かっておりませんので今のところ予定はありません; (2019年6月9日 11時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あみた(プロフ) - あの、R18をフラグを立てた別ページでお書きする予定は御座いませんでしょうか(><) (2019年6月9日 5時) (レス) id: d58bcb8372 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ばなにゃさん» コメントありがとうございます！今後もお付き合い頂けると嬉しいですm(_ _)m (2019年6月7日 13時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ばなにゃ - すごくおもしろいです！これからも頑張ってくださいね♪ (2019年6月6日 13時) (レス) id: 58576af7fa (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 関西風しらすぅ@坂田家さん» 優しくてよく笑う、可愛いというイメージなのでそういって頂けて嬉しいですw (2019年6月6日 8時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年5月27日 0時
