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「痛っ、」
小さいけど鋭い痛みに声を上げると、彼がごめんと耳元で囁いて私を見下ろした。
「センラのこと好き？」
彼の瞳はいつもの金色に輝いていた。
まだ息の整わない私の頬を撫でながら聞く彼は少しいつも通りの彼に戻った気がする。
「好き」
一度口にしてしまうとこの状況のせいもあってか恥ずかしげもなく口にする事が出来た。
(あ、、、)
嬉しそうに三日月になる彼のアーモンド型の瞳。
戻ったんだと安心したのも束の間、また琥珀色へと瞳の色が戻っていく。
「センラもAちゃんのこと好き」
もう一度冷たい唇が私の唇に重ねられる。
一瞬で離れていった彼の唇。
見上げると彼がまた苦しそうにしているのが見えてやっぱりまだ戻らないんだ、どうしようと困惑する。
「誰か呼んで、絶対俺に近寄らんといてな」
絡めていた手を離して顔を歪めながら私から身体を離して立ち上がる。
「センラ」
近寄らないでってどういうことなんだろう、どこか行ってしまうのかと不安になって呼びかけると再び苦しそうになった息遣いの彼がこちらを振り向く。
「ごめんな、好きやで」
落ち着くまで出れないようにして欲しいと伝えてと掠れるような声で言うと頬に寄せられた唇。
見上げた彼の顔は優しかった。
そのまま身体を引きずった彼は浴室に鍵をかけて閉じこもってしまった。
急いでリビングに戻って渡してくれていた紙を窓の外に飛ばすと、すぐにうらたんとさかたんが飛んできてくれた。
「どうしたん？！」
何があったんだと慌てるさかたんにセンラが落ち着くまで出れないようにして欲しいと伝えてと言ったことを話すとうらたんが怪訝そうな顔をする。
「センラは？」
「浴室に鍵かけて出てこないの」
近付かないようにしてと言われたというとさかたんは僕見てくる！と姿を消した。
風が吹いてなびいたカーテンの隙間から覗く空を眺めてうらたんが満月だ、と呟く。
「すまん、遅くなった」
いつの間に来たのか後ろで声がして驚いて振り向くとまーしぃが立っていた。
いやー、飛ばれへんって不便やわ。といつも通りのまーしぃにほっとする。
「契約したのに、なんでなんやろ」
とぼとぼと歩いてリビングに戻ってきたさかたんがうらたんに不思議そうに尋ねる。
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あーりん(プロフ) - あみたさん» コメントありがとうございます！占ツクを始めたばかりで仕様もよく分かっておりませんので今のところ予定はありません; (2019年6月9日 11時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あみた(プロフ) - あの、R18をフラグを立てた別ページでお書きする予定は御座いませんでしょうか(><) (2019年6月9日 5時) (レス) id: d58bcb8372 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ばなにゃさん» コメントありがとうございます！今後もお付き合い頂けると嬉しいですm(_ _)m (2019年6月7日 13時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ばなにゃ - すごくおもしろいです！これからも頑張ってくださいね♪ (2019年6月6日 13時) (レス) id: 58576af7fa (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 関西風しらすぅ@坂田家さん» 優しくてよく笑う、可愛いというイメージなのでそういって頂けて嬉しいですw (2019年6月6日 8時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年5月27日 0時
