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いつもの攻防もなく予定より早く家を出れた為ゆっくりと歩いて会社に向かう。
起きてから彼にごめんねと言うとAちゃん何も悪いことしてないやん、と薄く笑って頭を撫でてくれた。
久しぶりに見たような気がする彼の笑顔にほっとしたけど結局いつも通りにはならなかった。
ご飯もいらないと言ってベッドから起きてこない。
具合が悪いのかと聞くとそうじゃないと言う。
大丈夫、と私を寄せ付けない雰囲気の彼にかけれる言葉もなくなってしまった。
今日の朝もギリギリまで寝ていて家を出る時に見送ってくれただけ。
いやだとも、さみしいとも言わず。
(帰っていなかったらどうしよう...)
考えたくないけど休みの間の彼を思うとそう思えてしまう。
出勤しても仕事にも身が入らない。
なんとなく仕事をこなしていく。
こんな時に限って月曜日だというのに残業もなく帰れるらしい。
どきどきとする胸を抑えて帰路について玄関を開けるとシーンとしていて余計に心臓の音が煩い気がする。
(いない...？)
おかえりと迎えてくれる様子が無くて心臓が痛い。
リビングのドアをそっと開けても彼の姿が見えない。
いやだ、このままお別れするのは。
何か悪いことをしてしまったのであれば言って欲しい。
ずっと一緒って言ったのに。
私との契約はどうしたのとぐるぐる考えながら寝室のドアを開けるとやっと彼の姿を見つけることが出来た。
「もうそんな時間...？おかえり」
「ただいま」
いてくれたことにほっとした。
寝ていた様で薄く目を開いた彼の様子がおかしい。
怠そうに身体を起こそうとする彼を止めておでこに手を当てる。
いつも通り、少し冷たい体温。
「熱なんて出ーへんよ」
ふ、と笑ってこっちに視線を向ける彼の顔は風邪を引いた時のような顔で違う不安が襲ってくる。
「でも、つらそう」
「なんかちょっといつもとちゃうなぁ」
息遣いがおかしい。
そういえば土日も寝てばかりだった。
本当は辛かったんだろうか。
風邪は引かないと言い張る彼だけど元は人間なら何か身体に変化があってもおかしくないんじゃ...
(あ、、、)
何か困った事があればこれを飛ばして、すぐに誰か駆け付けるからと魔法陣を書いた紙をさかたんから渡されていたのを思い出した。
呼んだ方がいいのだろうか。
さかたんは治癒魔法が使えると彼が前に言っていた。
そうしようと立ち上がると彼に腕を引かれた。
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あーりん(プロフ) - あみたさん» コメントありがとうございます！占ツクを始めたばかりで仕様もよく分かっておりませんので今のところ予定はありません; (2019年6月9日 11時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あみた(プロフ) - あの、R18をフラグを立てた別ページでお書きする予定は御座いませんでしょうか(><) (2019年6月9日 5時) (レス) id: d58bcb8372 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ばなにゃさん» コメントありがとうございます！今後もお付き合い頂けると嬉しいですm(_ _)m (2019年6月7日 13時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ばなにゃ - すごくおもしろいです！これからも頑張ってくださいね♪ (2019年6月6日 13時) (レス) id: 58576af7fa (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 関西風しらすぅ@坂田家さん» 優しくてよく笑う、可愛いというイメージなのでそういって頂けて嬉しいですw (2019年6月6日 8時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年5月27日 0時
