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絶対また遊びに来たるからな、と息を巻くさかたんに意地になったセンラが来んでええ!と言い合うから遊びに来る曜日を決めることにした。

週の真ん中と、週末。
私も仕事があるし決まっていた方がありがたい。

会社と言うものがなんとなくわかっているらしいうらたんとまーしぃにAちゃんの休みの日はいいだろうと言われると休みだから絶対来るなと怒っている。

2人でいたいと思ってくれているのが嬉しい。
話せず暮らしていた時より元気な子なんだなー、という印象になったものの私に対して甘えたな気質が残っているのも私を喜ばせた。


「そういえば、何で私はセンラの事が見えたの?」

センラは自由に姿を表せなくなったとさっき聞いた。
でも、小さくなったセンラをはっきりと見えたのは私だけだ。

「それは...」

わからないと皆口々に言う。

「波長が合ったんじゃない?センラ、だいぶAちゃんの事気に入っちゃったみたいだし」

ほんとに一緒に住まわせていいのかと意地悪く笑ううらたんにそーやそーや、優しくしたる必要ないとまーしぃとさかたんが加勢して怒ったセンラにお前らもう帰れ!と帰る準備をさせられている。

「そんな怒らんでええやんかぁー」

さかたんが拗ねたように立ち上がりAちゃん、また来てええ?と言うので水曜日ね、と頷く。

「Aちゃん、ご飯ごちそうさま」

「センラのこと追い出したくなったらまた言って」

まーしぃとうらたんも立ち上がりテーブルの上を軽く片付けてくれて帰る準備を始める。

一生出て行かへんからな!とぷんぷん怒っているセンラを横目にまたね、と皆は姿を消していった。

「うるさくしてごめんね」

振り返り私を抱き締めるセンラはやっと帰ってくれたとため息をついている。

「賑やかで楽しかったよ」

家でこんなに喋ったのは久しぶりだと言うとこれからは俺が喋れるからあいつらは必要ないと拗ねたように言う。

これから沢山話そうね、と拗ねた背中を撫でながら言うと、うん。と頷いて機嫌をなおしてくれたらしいセンラはもう一度私を抱きしめ直して息をついた。

皆といるのも彼の知らない一面を沢山知れて楽しい。

でもこうやって素直に甘えてくれる彼と過ごす穏やかな時間が無いとそうは思えない。

色々な事を聞いて頭を働かせた上にお腹いっぱいになった私があくびをすると、昼寝でもしようかと彼は笑って寝室へと私の手を引いた。

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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おかゆ*(プロフ) - 番外編ありがとうございます!小センラさん大好きだったので悶えました……無理しない程度に頑張ってください (2019年10月9日 12時) (レス) id: 8572672a4d (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - 言葉喋るショタより何も喋らずに言葉理解してなかったり仕草で感情表現するショタの方が天使よな。まぁつまり神ってことよ。何のご褒美ですか。平日の夜中4時ににやけながらこれ読むってただの変態なんですけど。 (2019年6月6日 4時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - あのんさん» ありがとうございます!コメント頂けると励みになります(;o;)これからも楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - とても好きです!!読む度癒やされてます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 2726eacb2c (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - あーりんさん» 全然!!気長に待ってます!! (2019年5月22日 0時) (レス) id: 106e1f2421 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーりん | 作成日時:2019年5月17日 21時

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