検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:10,417 hit

[続きですね] ページ8

「アンコール、どうもありがとう」

…ついに、来た。

「アンコール…? 曲は4曲しか…」
「あぁ、黒ウォズには教えてないからね。実は、もう一曲あるんだ」

そこまで言い終えたソウゴのマイクを引き継ぎ、白ウォズが続ける。

「一つ質問だが…Aの先程までの歌声は、本気だったかい?」

彼の問に、会場全体がどよめき出す。

「能ある鷹は爪を隠す。ここからが、本気のAだよ」
「俺達も、練習してて鳥肌立った!」
「ウォズは特等席で聴いてて。Aの、ウォズへの気持ち、ちゃんと受け取ってあげてほしいの」

どよめきが収まったところで……

「では、聞いてください___『Wishing』」

私の、全てを。


会場に拍手の音が巻き起こるタイミングで、ウォズをステージに呼び戻した。

「…A? これはどういう…」
「私、もう20歳だよ。だから、あの時の返事、ここでしようと思って」

会場が色めき立つのを、白ウォズが抑えてくれた。

「…どうか私を、末永く、貴方の傍に置いてくださいませんか」

一瞬の沈黙。
…と、ウォズが衣装の胸ポケットから何かを取り出した。

「……私から、言おうと思っていたのだが。先を越されてしまったね」

左手薬指にするりと嵌る、指輪。

「不束かな男だが……ずっと、君の隣にいよう。だから…」
「ずっと、貴方の傍に居ます」

幕が降りてくる。
会場から姿が見えなくなる瞬間にキスをしたのは、ステージにいた私達だけの秘密。

本格的に[如月 コヨミ様リクエスト!]→←いよいよ…



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定タグ:仮面ライダージオウ , ウォズ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

礼−あや− - 誠に申し訳ありません、現在のアカウントにログインできなくなりました…それに伴い、このお話の更新ができなくなります。このような形で物語を終わらせてしまう事、どうかお許し下さい。 (2021年3月20日 15時) (レス) id: c6a418bc5c (このIDを非表示/違反報告)
如月 コヨミ(プロフ) - タイトルはEP?高校生の従者 2021でお願いいたします! (2021年3月14日 9時) (レス) id: 2e41d429be (このIDを非表示/違反報告)
如月 コヨミ(プロフ) - リクエストします!ブレイブの不破くん書いてほしいです! (2021年3月14日 9時) (レス) id: 2e41d429be (このIDを非表示/違反報告)
如月 コヨミ(プロフ) - リクエストします!きんべくんを出してください!タイトルはEP:?小3のウォズ 2021でお願いいたします! (2021年1月22日 17時) (レス) id: 2e41d429be (このIDを非表示/違反報告)
如月 コヨミ(プロフ) - そろそろ妊活系のお話も読みたいです。 (2020年11月13日 19時) (レス) id: ea5df0a65e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:礼ーあやー | 作者ホームページ:http://fWi391Zg.com  
作成日時:2020年3月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。