世界一のお姫様 4【世界一クラブ】 (ページ20)

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ク:だ、第155話！勇者様！私を助けて下さい！← 徳:勇者は無事、姫の元へ辿り着けるのか！！？← ページ20

～No side～

和馬はにやにやしてる
Aに、デコピンを
くらわすと

す「光一達
何、遊んでるの？」

後ろからすみれの声がし
振り返るがすみれらしき
人物がいない

ーとんとん

「え...あのどちら様で？」

何故か突然、クマの
着ぐるみに話しかけられ
戸惑っていると

す「あたしだって、あたし」

「ぁあ！すみれ！！？」←

す「クリスは？」

徳「...あれじゃないか」

光一が指を指すと
クリスはぎっしりと
衣装がかかったラックに
見入っていた

す「すっごくキレイ！」

「ホントだ
かっこいいな～！」

ク「でもキラキラしてて
華やかで、素敵」

３人は目を輝かせながら
衣装へと一歩、近づくと

女「ちょっと触らないで！」

メイク担当が飛んできた

す「ごめんなさい！すごく
キレイだったから、つい」

女「あなた達も出場者？」

「私達は友達の
付き添いです」

ク「これは...今から
着るものなんですか？」

女性は自信満々に言う

女「もうすぐ私達のチームの
ステージなの、せっかくだから
見てみてよ最高にキレイだから」

ーぱっ

早速、モニターを見てみるが
何故か真っ暗になった

す「あれっ、停電かな？」

「いや...違う
多分演出だよ」

ーぱっ

するとステージが青い
ライトに満たされたかと
思えば華やか衣装に身を
包んだ出場者達が現れた

ク「衣装だけでも
とってもキレイね...」

徳「すごいな」

「かっこいい...！！」

女「そうでしょ？リーダーが
特に動きがよくてね＿＿」

女性は画面端にいる
リーダーを指差す

ちょうどトランポリンを
使って、ステージ端にある
輪っかへと移動する瞬間だ

しかし

ーガコンッ

女「えっ！！？」

す「危ないっ！」

いきなり輪っかが外れた
しかしリーダーはなんとか
回転し着地して笑顔を見せ
ステージは終了したが...

す「今、けがしなかった？」

女「そんな...！」

女性は控え室を飛び出して
行った、すみれもその後を
追う

徳「すみれ、待てって！
俺達が行っても邪魔に＿」

「いや、私達も
行った方がいいかも」

徳「え！！？」

Aは少し焦っていた
和馬も鋭い視線でモニターを
見ていた

和「あの外れ方は
あまりに不自然すぎる」