第21話💐今年は、 ページ23
.
Side:Blossom
魔法局、応接間。
マッシュさんの緊急尋問に着いてきたはずなのに、なぜかわたしは応接間で茶をしばいていた。
………神覚者、ライオさんと。
「なんっっでわたしは行っちゃダメなんです!?」
「い、いえ…副局長様がおっしゃったことなので……」
「え、ここから僕1人なんですか?」
今思い出しても悔しい……
「………というか、何でオマエが居るです」
別に八つ当たりじゃないけど、ライオさんにちょつと刺々しい物言いになる。
「Aさんがそこまで気にかける、男前Jr.を一目見に来たんです」
「そっち鏡です」
そう言えば、ライオさんって鏡に吸われてくヒトなんだっけ。ヘンなヒト………(引)
精神年齢で言ったらわたしの方が歳上なのに……
「……っと、それよりAさん。そろそろ定期健診を受けないとメリアドールさんがチェーンソー持って突撃してきますよ」
鏡を見ていたライオさんの言葉に、お菓子を食べる手が止まる。
メ、メメメメメリアドールさん?
はて、そんなヒト居たです?
わたしは魔法のチェーンソーを持ってるパワー型のコワイヒトなんて知らないです。
「ど、どどどどうせ?きょ去年のデータと?変わらないですし?変わってたとしても、どうせ来年にまた
「それは……」
眉間にシワを寄せて、辛そうな顔で言葉を選んでるライオさんを見て、言葉選びを間違えたことに気付く。
「正直、今年は忙しいですし、ライオさんの方から断っておいてください」
「俺がメリアドールさんにぶっ飛ばされます」
いやわたしもぶっ飛ばされるです。
というか、わたしが健診とかそういうの嫌いなの知ってるだから、メリアドールさんもいい加減懲りろです。
「うーん、でも……」
「?」
「今年は、楽しいです。ほんとに」
それと同じくらい、疲れるですけど。
「………ふ。Aさん、男前ですね」
なんだか愛おしいものを見るような、生ぬるい視線に、なんだかむず痒くなる。
「……早く出てけです」
.
第22話💐夢寐の世界にて→←第20話💐シュークリームパーチー、再び
185人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ai(プロフ) - meeさん» コメントありがとうございます!😍多忙なので更新遅いですが、ゆっくり書いていこうと思ってます!😚 (3月23日 18時) (レス) id: 93c143319e (このIDを非表示/違反報告)
mee(プロフ) - 久しぶりの投稿嬉しすぎるし、ソフィナさんもツララさんも夢主ちゃんもみんなみんな可愛すぎる💞 (3月23日 18時) (レス) @page47 id: ea8fbd29c8 (このIDを非表示/違反報告)
Ai(プロフ) - フレアさん» コメントありがとうございます!😆只今のんびりと続編を作っています。これからも自分のペースで更新したいと思います!💪 (3月21日 18時) (レス) id: 93c143319e (このIDを非表示/違反報告)
フレア - 素敵な小説過ぎて一気見しました。Aiさんこれからも頑張ってください (3月21日 18時) (レス) @page12 id: 1a99359867 (このIDを非表示/違反報告)
mee(プロフ) - Aiさん» すぐにコメント気づいてくれるから、ついついコメントしまくっちゃいます、、🫣💓 (3月16日 12時) (レス) id: ea8fbd29c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ai | 作成日時:2024年2月27日 23時