花の君【MASHLE】

第17話💐「ありがとう」 ページ19

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Side:Blorrom







あの後の話です。



アビスさんの応急処置を終え、マッシュさんもトゲのヒトを追っ払ったみたいで何とかなったです。










……いや、マッシュさんが魔法が使えないことには驚いたですけど。


















多分、あのトゲのヒトは無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の幹部……






というか、本当にヒト(・・)なんです？


フツウのヒトとは違う、異質な気配だったですけど……












「ドットさん……は重傷ですけど、フィンさんとレモンさんはだいじょぶです？」








「は、はい！僕らはドットくんが守ってくれたから……」












ってことは……(寮同士のいざこざを除いた)怪我人はアビスさん、アベルさん、マッシュさんの３人？














今わたしがするべきことは、


















「！！！」

















「ごめんです。わたしがオマエらを守らないといけないのに、その場に居なかった」
















巻き込んでしまった生徒たちへの謝罪と感謝です。






人形になってた生徒？それはアベルさんが謝るべきです。













それと、



あの３人にはわたしの方から何か送るです。














「そ、そんな！顔を上げてください！」





「そうですよ！A先輩は魔法局に行ってたんです！仕方なかったですよ！」















いい後輩です。わたし嬉しくて泣いちゃいそうです。
















「でも、」



















こういう時、カッコいい先輩はカッコよくキメるです。




後輩たちの頭に手を乗せ、優しく撫でる。














やだ…、すっごくサラサラな髪………！



わたしの癖っ毛もこうなってほしいです……














口元をちょっとだけ緩ませる。ア待って、筋肉痛なりそうです。
















「オマエらが無事で、よかったです」











































「無事で居てくれて、ありがとうです」






















うん、これは紛れもない本心。






え、ドットさんコレだいじょぶです？なんか、頭蓋骨が……












「がはァッッッ！！！」










「ドッ、ドットくん！？！！？！！」











や、やっぱり重傷だったですね……

















というか、







校長、オマエの学校物騒すぎるです………









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