花の君【MASHLE】

第12話💐魔法局にて ページ14

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Side:Blossom













レインさんと少しの雑談をした後、今年初めての外出をしたです。


まあ、植物室から出ただけだけどです。




　

















そう、わたしが向かった先は魔法局。












定期健診？










何言ってるです魔法局の方が大事に決まってるです













「ウォールバーグさん、Aさん、急に呼び出してすまない……」











「何 気にするでない」



「そうです。どうせ時間なら有り余ってるです」


















フカフカのソファに座れたし、これくらいは許すです。




まぁ校長は立ちっぱだけど















正直、魔法局の人間はビビリなんで呼び出しの内容もしょうもないはずです














………寝てもいいかな。

あ、深爪。
















なんてことを考えていると、職員がカゴを持ってきた。



中身はなんか良く分かんないけど高級な感じのお菓子。












コ、コイツ……わたしをガキだと思って………！！
























わたしはお菓子を持ってきた職員を睨んで………アッ顔怖いナンデモナイデス……




















目の前の名前がすげえ長いお菓子？デザート？まぁとにかく、お菓子の包からでも伝わる"おいしいですよ"オーラをかもしだしている。手が伸びたのは仕方のないことです。








この！お菓子全部食べてやるです！覚悟しとけです！！！！
















「ヘカリテス監獄から、凶悪死刑囚６名が脱走しました……!!」











お菓子の包を開けると、マカロン？みたいなのが出てきた。










「ヘカリテス監獄の看守は全滅…」














なんかしっとりとしてておいしいですコレ




















「その 補助をしたのが……





無邪気な(イノセント)淵源(ゼロ)です」
















その名前に、うっかりお菓子を落としそうになった。













危ない危ない。













なんか落としたらあの怖いヒトが怒りそうなので、大きく口を開いて一口で頬張る。






　







「へほ(でも)………ごくん、それならわたしを呼ぶ必要はあったです？」

























新しい包を開けながら疑問を口にする。












その疑問に答えた副局長の言葉に、今度こそお菓子が床に落としてしまった。















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