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【高地】
北斗と樹から大我の様子を伝えられてから五日後。
俺らは久しぶりに５人で大我に会いに行けることになった。
でも、誰も大我の涙の理由がわからなかったから皆も疑問を抱いていたんだと思う。
慎太郎「きょも、来たよ。」
やっぱり、大我はそっぽを向いて俺らの方も向かない。
ジェシー「....今日は大我が自分の思ってること話してくれない限り、帰らないから。」
始めから大きく出たジェシー。
樹「きょもはさ、何で俺らになにも話してくれなくなったの？」
慎太郎「舞台のこと？病気のこと？....何がそんなに大我を苦しめてるの？」
皆が質問しても数分間、返ってこなかった返事に皆が諦めかけた時、
京本「....もう、嫌。」
そう小さく呟いた声が聞こえて。
俺が、大我に近付こうとすると隣にいた北斗にとめられた。
静かに涙を流す大我のこの一言はなにも話さなかった大我の精一杯のSOSのように感じて。
京本「....ここまで頑張ってきた舞台も、歌もこの病気のせいで全部台無しになった。やっとデビュー出来て、これからって時に俺の大事なもの、全部、奪われた。世間は甘くないんだよ。こんな病気の奴なんかをアイドルとして認めてくれないんだ。」
誰かに訴える訳でもなく、大我は吐き捨てるように自分の胸の内を明かした。
ジェシー「世間が認めてくれないなら、俺らが認める。こんな風に病気を持っていても、アイドルが出来るって世間に知らしめればいいじゃん。」
北斗「....俺もそんなアイドルがいても、いいと思う。京本が努力してること、俺らは知ってるし。」
慎太郎「きょもが病気なんかに負けないって思ってるから、俺は自信を持って言うけどきょもは世間を認めさせるほどの力があると思う。」
樹「慎太郎とジェシーに全部言いたいこと言われちゃったんだけど....とにかく、きょもには自分の好きな舞台とかやってほしい。意外と北斗もきょもの出る舞台、楽しみにしてるんだから。」
北斗「おまっ、あ〜もう。何で言っちゃうの。」
ジェシー「そうなの？なんだ、可愛いところあんじゃ〜ん！」
すると、大我が顔を俺らの方に向けて顔を赤めながらも微笑んだ。
それにしても、こんな時にちゃんと自分の意見を言える、ジェシーと慎太郎は尊敬してる部分もあるかな。
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りん - ありがとうございます！ (2020年5月20日 0時) (
レス) id: a3d0ad2d7e (このIDを非表示/違反報告)
Nana6022(プロフ) - りんさん» リクエスト、OKです！書かせていただきます！ (2020年5月19日 23時) (レス) id: 7a7b17d985 (このIDを非表示/違反報告)
りん - はじめまして！リクエストよろしいでしょうか？リアル設定で樹くんが視覚失認になってしまった話が読みたいです。ご検討よろしくお願いします！ (2020年5月19日 23時) (レス) id: a3d0ad2d7e (このIDを非表示/違反報告)
Nana6022(プロフ) - sachiko88さん» わかりました！じゃ、これで予定通り書かせていただきます！ (2020年5月19日 18時) (レス) id: 7a7b17d985 (このIDを非表示/違反報告)
sachiko88(プロフ) - 多分それだと思います！またストと嵐とセクゾが出てくれると嬉しいです！ (2020年5月19日 18時) (レス) id: 58b9c3f930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nana 6022 | 作成日時：2020年5月4日 2時
