. ページ29
【ジェシー】
俺が楽屋の中に入ると同時に高地が鞄の中から何かの飲み物が入った缶を取り出していた。
俺を見るなり、高地は缶を隠すように鞄の中にしまったけど、俺はそれがどうも気になって。
ジェシー「高地、それ何?」
高地「あぁ、別になんでもないよ。」
高地が一番最初に楽屋に着いてたようで、俺ら二人以外は誰もまだいなかった。
ジェシー「ちょっとそれ見せてよ。」
高地「あっ、ちょっ、」
半ば強引に俺は高地に近づいて鞄の中からさっきしまったであろうものを取り出した。
その缶のパッケージを見た瞬間、俺は凍り付いた。
ジェシー「....高地、これ何。」
だって、高地の鞄から出てきたのは正真正銘、缶ビールだったから。
高地「ごめん....。」
ジェシー「『ごめん』じゃなくて!ちゃんと説明してよ。何で仕事場に缶ビールなんて持ってきてるの?」
高地「いや、その、」
ジェシー「しかもさっき、鞄の中から取り出してたよね?もしかして....飲もうとしてた?」
俺の問いかけに高地は俯いて黙ってしまったから、これは完全に予想が当たったと確信した。
ジェシー「収録前に飲んじゃダメなことくらいわかるよな?別に高地が何を飲もうと俺らには関係ないけどさ、今ここで飲むと仕事に影響が出ることくらいわかるだろ?」
高地「....わかってる。」
ジェシー「じゃあ何で飲もうとしたんだよ!あと少しでも俺が来るのが遅かったら高地は飲んでたってことでしょ?そうしたら俺らだけじゃなくて、共演者の方やスタッフさんにも迷惑かかるかもしれなかったんだよ。それくらいわかるだろ!」
俺は高地が缶ビールを仕事現場に持ってきた困惑とショックと怒りの感情が混ざって思わず怒鳴りつけてしまった。
485人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nana6022(プロフ) - yuuさん» すみません…。この作品ではSnowManさんのことを書いていないんです。恥ずかしながら私はSnowManのことをあまりわからないので小説は書けないんですよね…。すみません!わざわざコメントありがとうございます! (2021年6月7日 11時) (レス) id: e4a4cd1e16 (このIDを非表示/違反報告)
yuu - この内容をSnowManで書いて欲しいです!よろしくお願いします! (2021年6月7日 0時) (レス) id: 39bfb84f4b (このIDを非表示/違反報告)
Nana6022(プロフ) - はるきさん» 移行前の最後のリクエスト、ありがとうございます!今回も大丈夫です!リクエスト募集はこれで最後となりますが、最後までお付き合いしていただけると嬉しいです!最後までよろしくお願いします! (2021年5月31日 11時) (レス) id: e4a4cd1e16 (このIDを非表示/違反報告)
Nana6022(プロフ) - みぃさん» リクエスト、ありがとうございます!お受けいたします!前にいただいたリクエストもまだ書けていないので、両方ともみぃさんに満足していただけるようなものを書けたらいいな、と思っております!これからもよろしくお願いします! (2021年5月31日 11時) (レス) id: e4a4cd1e16 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - Nana6022さん» 助ける役は有岡くん、知念くん、勝利くん、松島くん、長尾くん、大西くん、西畑くん。勝利くんと松島くんが落ち込んでる高地くんを慰める。知念くんと大西くんと長尾くんでジェシーときょもほく、有岡くんと西畑くんで樹と慎太郎の話を聞きそ相談に乗り解決してあげる。 (2021年5月31日 7時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Nana 6022 | 作成日時:2021年4月7日 19時