希望の光〜病系短編集〜 part14

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【ジェシー】




メンバー六人と暮らす生活はなんだかんだ慣れた。





勿論、俺ら五人での仕事の時は慎太郎のそばで色々とやってあげることが出来ないからヘルパーさんや慎太郎のご両親に来てもらっている。





朝はほとんどがバラバラの起床時間だから、朝ご飯は自炊する人もいるしコンビニで買ってきたものを食べる人もいて、もしくは全く食べない人もいる。





そんなところも俺ららしいかな、って少しだけ思ってるけど。





ジェシー「慎太郎ー、おはよー。」





慎太郎「おはよ。ジェシー、仕事は？」





ジェシー「午後から。ほら、起こすよ。」





慎太郎はベッドから車いすに乗り移るのはまだ練習中で、最近は気が向いた人が手を貸している状態。





で、それが今日は俺ってこと。





ベッドのリクライニングを上げて．．．.という動作はもう慣れた。





ジェシー「はい、出来た。」





慎太郎「いつもありがとうね。」





ジェシー「いいよ。」





この家はバリアフリーだから、通路も広いし正直、めちゃくちゃ住みやすい！





北斗「おはよ。慎太郎の分のご飯はもう出来てるよ。」





朝ご飯はほとんど自炊をしている北斗はいつも何も言わなくても慎太郎のご飯を作って机に並べてくれている。





まぁ、俺たちには作ってくれないんだけど。





慎太郎「ありがとう。」





そう言って、慎太郎が食べ始めると俺は慎太郎の隣に座った。

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