カルーアと私 ページ26
「もしもしブルームーン?
久しぶりだね、君が俺を誘うなんて…」
Aからあんな話を聞いたあとなだけに、カルーアは警戒を強めつつ、ある倉庫に呼び出された。
カミカゼに命じてランボルギーニで慌て走る。
キィッ
「なんの用?ブルームーン」
「相変わらず綺麗な顔ね、カルーア。
単刀直入にいうわ、貴方はNOCなの?」
「…そんなわけないじゃないか」
「いつまでしらをきるつもり?カルーア」
「シャンディーガフ…!」
はじめてみたシャンディーガフ。
初代でいう、キュラソーがオッドアイではなく、セミロングヘアで、目がもう少し真ん中よりだったら、シャンディーガフだった。
「カルーア、この子がどうなってもいいの?」
シャンディーガフはマニキュアがぬってある指でスマートフォンの画面をタップする。
「!」
カシス…Aが手錠でつながれていた。
約一時間前までは、明るく笑っていたAが。
(ベルモットはなにをやっているんだ…!)
八つ当たりといっていい感情がムクムクわきあがる。
「…だから?」
「あら、カルーア、カシスに惚れてるでしょう?」
「なっ、なんで…」
「そんなの目を見りゃわかるわよ。
カシスがどうなってもいいってわーけ?」
「っ…
わかった。じゃあ、俺は海にとびこむ。最後に、カシスと電話だけはさせてくれ」
「ヒュー、男気あるね…いいよ、どうせ死ぬんだから、…最後に惚れた女と話したいってさ。
ブルームーン、スマホ」
ブルームーンから投げて渡されたスマートフォンから、カルーアは電話をかけた。
438人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和三盆 - あげはさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです(泣)これからも応援おねがいします! (2017年8月10日 21時) (レス) id: a2cbb44b58 (このIDを非表示/違反報告)
あげは - この小説、展開がドラマチックですよね〜!文も面白いし、恋愛要素に上手く黒の組織を盛りこんでて、文才あると思います! (2017年8月10日 18時) (レス) id: ef162eb906 (このIDを非表示/違反報告)
和三盆 - ヒナノさん» 誤字脱字のご指摘、ありがとうございます。こんな駄作ですが、これからもお願いします。 (2017年8月10日 13時) (レス) id: a2cbb44b58 (このIDを非表示/違反報告)
和三盆 - Aliceさん» ありがとうございます!なおさせていただきました。誤字の指摘、助かりました! (2017年8月9日 14時) (レス) id: a2cbb44b58 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - カルーアと、睡眠をらとっていた→とっていた (2017年8月3日 7時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:和三盆 | 作成日時:2017年7月22日 9時