赤井秀一に娘がいた件

イザベル ページ16

工藤クリス、イザベルはマンションに立っていた。


「もしもし、涼？」

「あ、イザベル！いらっしゃい」

藤見涼、イザベル・ドゥーウィンになりきり、マンションにはいる。

「よし、盗聴器はないよ、…クリス」

ビリ、とマスクをはずしながらAがいえば、クリスはにこりと笑った。

「A、久しぶりね」

「クリスはアメリカでブラザーと接触したんでしょ？

私はカルーアと接触して、今はカシス」

「私は変わらずベルモットよ？

初代の幹部のベルモットだってわかったら、急に手のひらかえしてきてね。」

「そういやクリス、女優やらないの？

工藤クリスとして、オスカー目指したら？」

「有希子と同じこというのね。やらないわ。

あぁあと新一は、今はインターポールよ、」

「あ、そうなんだ。

インターポールからはNOCいれないのかな?」

「NOC…そういえばライは？

FBIでしょ？」

「パパは顔割れてるし、年だからって」

「あら、ライは若いわよ？

まだまだイケると思うけど」

「いい冗談としてパパに伝えておくよ

じゃ、私なんかテキトーにご飯作っちゃうから、クリスは荷物」

クリスはOKと片手をあげ、スーツケースをひらく。

「さて、食事をすませたら、大学にむかいましょうか？

まさかこの年になって、大学なんてね」

「クリスは女優だし、大丈夫よ

むしろ私かな」

零くん…安室透直伝のハムサンドで舌鼓をうつと、帝丹大学に向かった。

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