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桃くん「ジェル。。。良く考えてみな。お金って言うけど、身体が大事なんだ。命にも関わるんだぞ!ジェル。命はお金よりも大事なんだ。なーくん言っていただろう??『命と自分の都合、どっちを優先するべきか良く考えて』って。そういう事なんだよ。」
橙くん「それでも。。。絶対に嫌や!!お願いします!!なんとかならんかな。。。」
紫くん「ジェルくんは、どうしてそんなに施設の方々に話したくないの??」
橙くん「特別扱いされたくない。」
桃くん「特別扱い??」
橙くん「うん。。俺以外にも病気持ちの子が何人かいてな。施設の先生はその子の看病を一生懸命みていて、そばに寄り添っている。その中、俺も1人増えたら大変になる。ただでさえ、施設の職員足りないのに絶対に嫌。特例で俺、施設に住めているだけでも気まずいのに。。」
桃くん「ジェル。。。そんなに自分を悪く言うな。もっと胸張っていいんだぞ??俺は施設の事は良くわからないけど、ジェルが自分の病気を打ち明けたとして、それで施設の人は大変とかきついとか思ったりはしないと思うぞ。」
紫くん「俺もそう思うよ。家族なんだから。ジェルくんの身に何かあったらすぐに駆けつけてくれるし寄り添ってくれる。他の子も一緒で。確かに1人じゃ無理だからその場合は分担して看病だろうけど。特別扱いとかは関係ない。家族なんだから、絶対に支えてくれるんだよ!ジェルくん!」
橙くん「うん。。。」
桃くん「。。。。。」
紫くん「(ジェルくん。。。『うん』って言っているけどきっとこのままでは絶対に病院に行けない。。俺たちでなんとかするしか方法はない!)」
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作者名:らん | 作成日時:2021年2月4日 0時