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橙くん「さとちゃん。さとちゃんの事、俺、知りたい!なんでも話して!しっかり聞くで。」

紫くん「さとみくんの話しが終わったら、俺も話そうかな^^知ってもらいたいから!」

桃くん「そうですね!ななもりさん、ジェル!聞いてほしい。長くなるけど、いいかな??」

橙くん「なんぼでも聞くで!時間は気にせんでえぇで!!」

紫くん「うん!さとみくんのペースでいいよ。話して^^」

桃くん「ありがとう。俺の事、話すな。」

ここから、桃くんの過去の話しになる。橙くんははじめて桃くんの過去を知る事になる。

桃くん「俺、実は医者を目指していたんだ。」

紫くん「(そう。さとみくんは医者を目指していた。)」

橙くん「そうだったんやな。大変だったろ。。。」

桃くん「(ジェル。。。優しすぎだな。本当に。。)」

桃くん「別に。大変ではないけど。。。医者目指す為に、勉強や実習は頑張った。だけど、大学入学したは良いが、そこから何もわからなくて。。。資格試験で落ちて。。。。そのまま退学したんだ。」

橙くん「。。。そうだったんや。。。さとちゃん。。。」

桃くん「親には馬鹿にされてばかりで、『何やってもダメ』とか、『出来が悪い』とかそればかり。あの家にいたくなくて、家出した。」

橙くん「。。。親も人間だから、さとちゃんの事、深くわからなくて当然やけど。さとちゃんがどれだけ頑張ってるのかそれだけは察してほしいよな!『何やってもダメ』って、さとちゃんのどこをみてそう思ったのか疑問や!!不満でしかない!!親が許せん!!」

桃くん「ジェル。。。もういいんだ。過ぎていることだし。だけど、ありがとうな^^家出してから、行く宛もなく迷っていた時期が1年位続いたんだ。今のいちごバー(飲み屋)は実はただの何もないボロ家でな。俺はそこに住んでいた。隠れるように。ボロ家に俺が居たのをななもりさんが見つけて助けてくれた。」

橙くん「えっ。。。!!そうなん!!!突然、ドラマみたいな展開やな!!」

桃くん「だろ??笑笑 俺の事をななもりさんが助けてくれたんだ。。。今でもあの言葉を覚えている。」

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作者名:らん | 作成日時:2021年2月4日 0時

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