□012 -山田side- ページ12
.
.
.
俺はひと昔前のAの写真をみつけて
懐かしいなぁ 、と目を細めた。
今よりちょっとぽっちゃりしてる。
本人はかなりの黒歴史らしく
この写真を見せるたび怒って、泣きそうにまでなってたなぁ 、。
言うほど太ってねぇよ 。
普通に可愛いじゃん。
.
.
それで、はたと思った。
あいつ単純だから、
これいけんじゃね。
.
.
だから俺は中島とAがくっつかないように
この写真を使うことにした。
中島は本当は最悪な奴だなんて言えば
号泣される気がして、それはそれで .. 嫌だったから。
あいつああ見えて情が深いから、
中島はそんな奴じゃないって、泣きながら突き放される気がした ... というか、
Aは そういう奴だ。
.
.
ずるくたっていい。
お前が幸せになれればいい。
中島じゃなくてせめて...
.
.
お前が言う、優しく、かっこよくて、嘘がつけない奴 を見つけて、そんで、
.
.
またあん時みたいに笑って。
.
.
この日二回めの涙が流れた。
.
.
好きだよ、A。
1325人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:... | 作成日時:2017年12月30日 22時