047 山田side ページ7
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山田「飴...?」
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手を開くと、
大ちゃんがよく舐めている種類の飴が。
知念「何それ。Aちゃんにもらったの?」
「....まぁ、うん」
中島「山田が好きなイチゴ味じゃーん」
よかったな!
と肩をバシバシと叩かれ、
「いてぇよバカ」
顔を顰めて手を払うと、
知念「涼介のがバカでしょ、何言ってんの」
知念に冷静に突っ込まれた。
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知念「で、なんの話してたの?」
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「別に、何も」
知念「はぁ?」
中島「まぁまぁ。あんま突っ込まれたくない内容なんだって!
なぁ、山田?」
からかうように言われて、
ムッとする。
突っ込まれたくないっちゃ
突っ込まれたくないけどな。
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知念「うわぁ、ついに涼介にも青春が!」
中島「全力で応援すっからな!」
知念「ふれーふれーりょーすけっ」
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「だから、お前らうるさい。そんなんじゃないから。
俺にそういうの期待しても無駄」
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知念「......涼介も頑固だね」
山田「.....」
しょうがないだろ。
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飴を口の中に放り込み、
カリッと噛む。
じわり、とイチゴの味が広がった。
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知念「Aちゃんは、いい子だと思うけどね」
そう言われて、知念から顔を背ける。
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そんなこと、
とっくに分かってる。
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作者名：... | 作成日時：2015年8月6日 10時
