先輩、好きです。2【Ryosuke.Y】 (ページ21)

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久々に廊下で会長とバッタリ。

「あっ、小林ちゃーん！」

私を見つけるなりダダダダーッ！、という効果音をつけたくなるような勢いで階段を降りてくる会長。

今日も髪はふわふわで、
目はくりくりで、おはだもつやつや。

なんて羨ましい！

「お久しぶりです」

「久しぶりー！はい、」

毎回恒例となっているのですかね、
飴ちゃんくばり。

会長は私のポケットに飴を突っ込み、
ニコニコ笑いながら私の頭をわしゃわしゃ。

「ちょっと会長、やめてください」

「あは、ごめんごめん、ついね。
体育祭の競技決まった？」

「あ、一応... 」

「何出るの？」

「地味ですよー。三人四脚」

「お、地味だね(笑)」

「会長はリレー？」

「リレーと、バスケ！ちっちゃいけど頑張る！」

自分でちっちゃいって言っちゃった(笑)

「バスケ！あ、3年生はバスケもあるんでしたね」

「そーそー」

1年生は出られる競技があまりなくて、
主に見る専門、らしい。

「山田ばっかみてないで俺のことも見とくんだよ？」

冗談っぽく笑って
またねー！
と、手を振りながら去っていく。

元気だなぁ、あの人。

会長って彼女できたらバカップルになってそう..

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そういえば。

最近山田先輩に会ってない！

寂しい！

私は時計を見て、
昼休み終わるまで15分あることを確認すると
ぱっと階段を駆け上がった。