先輩、好きです。2【Ryosuke.Y】 (ページ20)

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学校につくと、

亜美ちゃんが駆け寄ってきた。

「おはよーA！どうだった？先輩とのデート♡は！」

「えっと ... なんかねいろいろあって ... 」

亜美ちゃんが興味津々！みたいな感じで食いついてくる。

いろいろあった。

でも思い出すのはやっぱり...

ぼっ。

「えっ。ちょ急に赤くなったけど何があったの！」

亜美ちゃんが私のほっぺを包み込んで
真っ赤だよー！
なんて心配そうに覗き込んでくる。

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「あれ？こんなヘアピン持ってた？...北斗七星？」

「先輩が買ってくれた」

「めっちゃ可愛いじゃん！」

「うん。先輩が選んでくれたの」

「よかったね！」

「うん！パフェも一緒に食べたんだよ」

「パフェ？ええー、あの山田先輩と、、」

「山田先輩イチゴ好きなの！」

「意外だ！」

「だよねー」

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亜美ちゃんはお母さんみたいに話を聞いてくれて、

よかったね～、と何故か涙目。

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「それでね、帰り際にさぁ。

キスされたの」

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流石の亜美ちゃんも涙を引っ込ませて、
え'' っ、と目を見開く。

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「でもね、色々考えたんだけど。

手繋ぐのも、キスも、山田先輩にとったらなんてことないことなんじゃないかなぁって思ったの」

私より全然慣れてて、色々経験済みだろうし...

「でも、好きじゃない人にキスってしますかねぇ」

「分かんないね、先輩、何も言ってくれないから」

亜美ちゃんは、
ニコッと笑って、でも楽しかったんなら良かったね、と言ってくれた。