先輩、好きです。2【Ryosuke.Y】 (ページ14)

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なんか。

デートみたいだ。

あれ？これってデートか。

男女が一緒に出かけることは、
デートというのか ... ?

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もうデートでいいじゃない！

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私はなんだか楽しくなってきて、

「楽しいですね～」

なんて言っちゃって。

完全に浮かれてます。

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先輩は、

そうですね～

と、私に合わせた口調でいって、
小馬鹿にしたように笑う。

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「先輩先輩！これ食べたい！..お金は払うので」

先輩と繋いでいる手をちょっと振っておねだりしたら、

「俺も食う ... いちごパフェ」

きゅ～ん。

時間はまだ余裕あるしゆっくりして行こうか、
とか言ってくれて。

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なんて幸せなんだ。

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「先輩はいちご大好きですもんね。私は何にしよー」

ケースの中をじーっ、と見つめていると、
先輩も少しかがんで私の隣で考えてくれる。

その横顔も、びっくりするほど綺麗で。

まつげも長くって。

それから...

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「俺見てないで考えろよ」

....ばれてたか。

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「チョコのやつ。美味そうだよ」

先輩が指差した先には
普段見たらふつーのチョコパフェなんだろうけど。

なんだか今日は一段と美味しそうにみえる ..

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「これにします」

「...お前ちゃんと考えてた？」

「考えてましたよ！」

「ふーん、まぁいいや」

嘘。

先輩が選んでくれるものならなんでもよかったの。

ちゃっかり代金まで払ってくれて。

店員さんまでメロメロにしちゃう先輩って
... やっぱりすごい。