6 ページ7
放課後。
「さっ、A、ポアロ行くわよ!」
「えー…」
渋々という様子でAが立ち上がると、「Aちゃーん!呼んでるよー!」と、クラスメイト。
戸口には、清水ユカコが、とりまきを引き連れて、「ちょっときて」と、Aを呼んだ。
心配そうに見つめる園子、真純、蘭に、「先いってて」と笑い、ついていく。
「あのさー、世良君を誘って、何がいけないワケ?別に、一条に関係ないよね」
「ウザいんだよ!調子のっててさ」
「ホントホント。わきまえなよ。ばっかじゃないの」
「…でも、秀一、困ってるみたいだったし、お弁当届けただけ」
「それがウザいんだよ!だいたいさ、私が誰を誘おうと自由でしょ!」
「強引すぎるよ。人が困ってたら、助けるのは当然でしょ」
ユカコがギリッ、と歯ぎしりする。そのあと、
「あっそ。どうなっても、私知らないからね。」
「行こっ!」とスカートを翻すユカコに続き、とりまきは行ってしまった。
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫(プロフ) - うっはなんだこれワクワクして堪らん…!!更新楽しみにしてます!! (2017年11月5日 1時) (レス) id: 007a51af45 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2017年10月19日 1時) (レス) id: b1a9d3bf10 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モノクロ猫 | 作成日時:2017年9月18日 9時