【ダンガンロンパ×妖怪ウォッチ1～3】絶望的な学園生活でボク達は何を思うのだろうか？ (ページ5)

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大将の重荷ページ5

土蜘蛛side

『えー土蜘蛛くんっ、元祖軍に…戻りたいよね？』

当たり前だ。それは吾輩も大ガマも同じ事だ。

目の前の画面越しに話すキライに嫌悪感を抱きながら話を聞く。

『残念ですが、土蜘蛛くんの元祖軍は訳あって…潰れました…！』

は？

潰れましたとちゃんとした敬語で話すキライ。

画面には、倒れた元祖軍の妖怪が居る。

『何故、元祖軍は潰れてしまったのでしょうか…！！』

泣き真似が聞こえる。腹立たしい。

《正解は、卒業の後で！》

そんな字幕を残して動画は終わった。

卒業…クロとなり此処から出るという事か。

隣を見ると、

大ガマ「…は……は…」

青ざめている大ガマが見えた。

その顔は…

《おやおや？大ガマくん！『絶望』してる～？》

絶望…本当その通りだ。

大ガマ以外にも、エンマ大王様、ぬらりひょん議長、ふぶき姫…ほとんどの者が絶望を顔に塗り付けている。

土蜘蛛「大ガマ。…これは嘘だ。捏造に過ぎない。お主の様にまもり、力を鍛えた本家軍が潰れる事はない。吾輩が見た物と同じだろう…吾輩も元祖軍が潰れたと言われた。だがあれはあの馬鹿が作った捏造動画だ。」

大ガマ「…嗚呼。」

土蜘蛛「もし、本当であっても…今正解を出そうとするな。今行えば、此処全員を敵に回す事になる。」

大ガマ「っは…土蜘蛛に慰められるとはな…」

土蜘蛛「そうしないと大将ではないだろう」

大ガマ「意味わかんねぇよ…」

大ガマが絶望に呑まれるとは…

キライ。彼奴、何を持っている…？

スピーディー「…………」