空から降ってきたイケメンが気になります。【志麻】

＊三十九話＊ ページ17

Aside

貴『そういえば、後輩ちゃんに遊園地のチケット貰ったんです。』

ふと目に入った遊園地のポスターで思いだし、鞄の中を漁る。

志『遊園地？』

貴『あ、ご存知ないです？』

志『いや、遊園地なら上にもあるで。』

貴『そうなんですね。なら話が早いです！次の日曜日休みなのでよかったら一緒に行きません？これペアチケなんです…』

志『ええよ！楽しみやな〜』

どうやら志麻さんは遊園地が好きならしい、良いと即答してからは嬉しそうに周りにお花を散らしている。


貴『そういえば、県内ってこと以外よく場所分かってなかったです。調べますね。』

そう言ってチケットに書かれた遊園地の名前のホームページを開く。

志『わざわざすまんな〜､､､』

貴『いえいえ…



結構近いですね。最寄り駅から電車で七駅くらいです、バスでも行ける距離だ…』

志『ふへー、よう分からんから距離感つかめへんー…』

貴『ふふっ。あっ…ここ夜の九時までやってますね。』

志『まじか!!なら朝一からオールやな〜。全部のるで!!』

隣で未だにお花を散らす志麻さんに笑いがこぼれながらもホームページをスライドしていく。

《ラストは観覧車！
天辺でキスをすると永遠の愛が!?》

反射的に志麻さんを見る。
志『ん？どした？』

貴『いえ…』

こんな在り来たりなジングス…信じないほうが良いよね。

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