防弾奮闘記。

ヌナとテヒョンとうたたね ページ13

side V





ぽかぽか。




そんな効果音が合いそうな天気な今日。




今日はヌナが宿舎に遊びに来てる。




大好きなヌナとリビングでふたりっきり。




TH「 ぬなー 」


「 ん、 」


TH「 今日、夜ご飯も食べてく？ 」


「 よるごはん、？ 」


TH「 うん 」


「 じんが作るならたべる 」





眠たいのかいつもより舌っ足らずなヌナ。





あったかいもんねぇ...





でも、ジニヒョンのなまえを出したのは少し許せないよ！





今そんなこと言っても無視されるんだろうけど。





ソファに持たれかかってうつろなヌナに声を掛ける。





TH「 ぬなー 」


「 ...ん、」


TH「 眠たい？ 」


「 んん〜... 」


TH「 ひひ、ヌナ可愛い〜 」





ほぼ目を閉じきってるヌナが可愛すぎて、こっそり写真を撮る。





写真撮られたことに気づいてないヌナは相変わらず船を漕いでる。





...この写真は後でジミナとグキに自慢しよう。





なんて、優越感にひたっていると、





「 ...てひょな、 」





珍しく、甘い声で名前を呼ばれた。





TH「 ん？ 」





だから、おれもあまーい声で返す。





「 いつも、ぬなって言ってくれてありがとね 」


TH「 へ？ 」


「 ついあまえてつめたくしちゃうけど、じつは嬉しいんだ、 」





照れたようにふにゃんと笑うヌナ。





なにそれ、なにそれ、





「 てひょな、 」





そんなの、






「 だいすきだよ 」





ずるすぎる。





TH「 ...ぬな、 」


「 ん、 」


TH「 だきしめても、いい？ 」


「 ん、どーぞ、 」





ゆっくり腕をおれの方に伸ばしてくるヌナ。





そのヌナの腕をとって勢いよく抱きしめる。





「 んぶ、いたい... 」


TH「 ぬなが悪いんだよ、 」





可愛いこと言うから。





「 ん、も、だめ... 」


TH「 え、ちょ、ぬな... 」


「 .......すー、 」


TH「 ...ねちゃった 」





気持ちよさそうにむにゃむにゃ眠るヌナ。





そんなヌナをもう一度だきしめてソファにキツキツになりながら寝転ぶ。





無防備に眠るぬなのおでこに、





−ちゅ、





軽くキスを落として、おれも目を閉じた。





あったかいね、ヌナ。





...1時間後、怒ったグキに起こされるのはまた別の話。





ヌナは時々、蜂蜜よりも甘い。





.

ちょうどわたしがうたた寝したのでその気持ちよさを書いてみました。

ほのぼの。

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