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時間が経ち駒数も減ってきた頃､霧姫がチェックメイト直前まで迫っていた。
(次で勝負を終わらせましょう。私の策略は､官兵衛様に通用している。危ない局面もありましたが凌ぎました。私なら大丈夫…大丈夫です)
必死に考えていた次の瞬間。
官兵衛がチェックしているルークとキングの間に､ナイトを割り込ませた。
「まだまだ甘いな､櫛橋。俺はチェックされてすぐに負けるような男じゃない。策略は結構たくさんあるんだよ」
彼は不敵な笑みを浮かべながら､駒で盤を軽くコンコンと叩く。
チェックメイト直前だからといって､油断していた私に落ち度があります。
ここで踏ん張らなければ逆転されてしまうのは確実。
さあ…もう一頑張りといきましょうか､霧姫！
結局､私がチェックメイトを決めて勝負が終了しました。
官兵衛様がものすごく強かった､ということは言えます。
あの方にチェックメイトを阻まれた後は､冷や汗と震えが止まらなくて心配されたレベルでしたし……。
やはり､まだまだ未熟ですね。
これからどんどん邁進していかなければなりません！
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栄進クラスの教室に戻ると､官兵衛様は誰かと一緒にスクリーンを見ていました。
それを遠目から見て私はムスッとしてしまう。
誰です､あの方？派手な赤髪…それに距離が近いような……。
見れば見るほど悲しくなり､プイとそっぽを向いて目を逸らす。
「これはどう頑張っても「引き分け！」
教室中に響いた二人の声を聞いて彼女はハッと気付く。
スクリーンを見ているのは､官兵衛様と…豊臣様？
あっ…そういうことでしたか。遠目から見ていたので判別ができませんでした。
早とちりをしてしまって恥ずかしい……。
顔から火が出そうなほど真っ赤になってしまう。さながらトマトのようだ。
豊臣様のセリフ泥棒と官兵衛様の台パンが炸裂したのを見て､思わず「あははっ！」と声をあげて笑ってしまう。
彼女が声をあげて笑ったのは､空木高校に入学してから初めてのことだった。
霧姫にとっては官兵衛に勝利でき､尚且つたくさんの収穫があった合同授業となった。
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あーゆ - リョウさん» ごめんなさい… 。荒らし防止の為に変えました。もし再度編集するのでしたらご連絡ください。 (2022年12月11日 12時) (
レス) id: 0982d46986 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ - すみません、パスワードって変わりましたか？今までのパスを入力しても、間違っているということになって編集できないのですが……。 (2022年12月11日 9時) (レス) @page45 id: c77ecc330e (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊ふゆう - 更新失礼しました！ (2022年12月10日 22時) (レス) id: a30ccd45c8 (このIDを非表示/違反報告)
ピピピのピ - 更新失礼しました！ (2022年12月10日 19時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
リョウ - 更新失礼致しました！ (2022年12月10日 17時) (レス) @page46 id: 2a987646b1 (このIDを非表示/違反報告)
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