波乱の合同授業11（小鳥遊ふゆう） ページ38
ゆうなside
「ああああああ…何で…何で…」
現在ゆうなの頭の中は後悔と「失敗した、どうしよう」という気持ちで埋め尽くされている
謙信の前に放り出されると固まってしまってものの、せめて挨拶だけでもと顔を上げて口を開いた
が、目が合った瞬間一気に身体中が熱くなり胸の鼓動が鳴り止まなくなって結局逃げてきてしまった
万が一のために謙信とこんなことを話そうと話題などは決めていたが全て吹っ飛んだ
そのことも含め入学初日の時のようにベンチに腰掛け、一人反省会を行っていた
「(もう嫌われてしまったかもしれません…どうしましょう…)」
完全に−思考へ直行し、泣き出す一歩手前になっていると
「伊勢さん」
まさかと思いつつも声が聞こえた方を見る すると再び身体中に熱が駆け巡った
「上杉さん…！？」
謙信「ここに居たんだ」
見つからなかったらどうしようと思ったよ、と驚きの余り固まっているゆうなの元へ来て、隣に腰掛けた
「あの、な、何故ここへ…？」
謙信「傍にいた髪が長い人に鼓舞された、とだけ言っておこうかな」
鼓舞…？髪が長いということから常臣ちゃんであることは分かりますけど鼓舞って何をしたんですか…？
意味が分からず首を傾げていると突然先程のことを思い出した
「…先程は本当にすみませんでした…挨拶もせず逃げ出してしまうという失礼なことを…」
そう言って土下座しようとするのを謙信は慌てて止める
謙信「気にしてないよ 何を話したかったのかまでは流石に分からなかったけど、中学の頃からいつも頑張って話そうとしてくれているしね」
かな先輩がおっしゃっていた通りですね…流石です…(番外編ストーリー、先輩でありお友達参照)
微笑む姿にまた更に顔が赤くなりつつも怒っていないことに心から安堵してため息が出る
「正直…き、嫌われたかと思いました…」
謙信「嫌いになんかならないよ 寧ろｓ…」
ここで何かに気付き、バッと手で口を押さえた
不思議に思うも謙信は少し顔をそらしている上、フードで隠れているので表情までは見えなかった
でも謙信はそれで良かっただろう
真っ赤に染まった顔を意中の相手に見られなくて済んだのだから
するとそんなムードをぶっ壊すようにチャイムがなった
空気読めや。
放送が流れてくる
《銀杏高校、ならびに空木高校の皆さまにお知らせです。学校対抗戦をこれより始めます》
「学校対抗戦…？」
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あーゆ - リョウさん» ごめんなさい… 。荒らし防止の為に変えました。もし再度編集するのでしたらご連絡ください。 (2022年12月11日 12時) (
レス) id: 0982d46986 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ - すみません、パスワードって変わりましたか？今までのパスを入力しても、間違っているということになって編集できないのですが……。 (2022年12月11日 9時) (レス) @page45 id: c77ecc330e (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊ふゆう - 更新失礼しました！ (2022年12月10日 22時) (レス) id: a30ccd45c8 (このIDを非表示/違反報告)
ピピピのピ - 更新失礼しました！ (2022年12月10日 19時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
リョウ - 更新失礼致しました！ (2022年12月10日 17時) (レス) @page46 id: 2a987646b1 (このIDを非表示/違反報告)
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