検索窓
今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:11,205 hit

旗印の季節19 (夜宵ノ良) ページ36

常臣side




「……あ、あのっ、もうそろそろ、良いでしょうかっ…?」

「いいえ、まだですわ。椅子なのに喋るとは…色々となってないですわね?」


なぜ私が人を椅子にさせているかって?
フラフラ歩いていたら、また絡まれてしまいましたの


倒しはしましたけど疲れてしまいましたので、まだ元気そうな子を椅子にして今に至りますわ


足を組み、頬杖をつきながら暫く休みました
さて、十分休息も取れましたしもう行きましょうか

あ、椅子に別れを告げねばなりませんね




「椅子、お疲れ様でしたわ。それでは…ごきげんよう」



椅子に別れを言って、また歩く

曲がり角を曲がろうとしたとき…誰かとぶつかりそうになりました。あら、危なかった




「ごめんなさいっ!って、貴方は同じ栄進の…」

「あら。確か名前は…」

「私は伊勢ゆうなと申します」

「私は神鳥谷常臣ですわ。以後よろしくお願い致しますわね?」

「こちらこそよろしくお願いします。こんな時じゃなければもう少しお話ししていたいのですが…」

「ええ確かに。そんなことを言っている暇はありませんわね」



私たちが話している間に伊勢さんの後ろに敵がいましたわ。この感じだと私の後ろにもいるでしょうね
つまり挟まれている。燃えるではありませんか…





「神鳥谷さん、一緒に戦ってくれませんか?」

「なぜでしょう?貴方と一緒に戦うメリットは?」

「えっ?なぜ、メリット!?どういう…?」

「フフッ、冗談ですわ。早く目障りな馬鹿どもを倒しましょうか、協力して…ね?伊勢さん」

「…はい!」



伊勢さんの返事に私は一つ頷いて、すぐさまムチを取り出して戦闘態勢を整えました



「そうだわ伊勢さん、背中は預けます。いいですわね?」

「なら私も神鳥谷さんに背中を預けますよ、行きましょうか」





伊勢さんの合図で私は敵に向かって"来い"と挑発しました


それを見て怒ったのか、私たち目掛けて向かってくる敵たち…


さぁ…まだまだ楽しみますわよ!!

旗印の季節20(雪)→←旗印の季節18 (ピピピのピ)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

珠奈(プロフ) - 更新いたしました。 (2022年11月17日 16時) (レス) id: 570e8cf367 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ - 更新致しました。 (2022年11月17日 11時) (レス) id: 5a84eaf6bf (このIDを非表示/違反報告)
ピピピのピ - 更新させていただきました!! (2022年11月17日 7時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - 更新させていただきました! (2022年11月15日 19時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
TENN - 更新させて頂きました (2022年11月14日 17時) (レス) @page40 id: 56fa1dd384 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あーゆ(主催者) | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年11月3日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。