【合作企画】我ら空木高校栄進クラス！！【募集中】 (ページ31)

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旗印の季節15(小鳥遊ふゆう) ページ31

ゆうなside

「まさか綾ちゃんと同じ高校、しかも同じ栄進だとは思いませんでした…」
ベンチに腰かけているとゆうなにって1番の友達と言える上杉綾と会った

その時に相手が迫ってくる足音が聞こえたため全員の相手になろうとしたが、万一不利になった際クラスメイト達のことを考えると、まだ顔も名前も一致しておらず連携が取れていない段階にある今は得策でない、と綾が言ったため少ない人数から倒していくことにした

教室は先程とは違いがらんとしており、残っているのは2人の黒髪の少女達のみ

他はそれぞれ戦いに行ったことが分かる

それにしても、
「(相手の方々ではなく栄進の方側から相手をしに行くとは…)」
教室の外にいることでこちらに来た相手を倒していこうと思っていましたが改めて考えてみると、あの方々は大人しく待っていてくれる程甘くない、ですよね

喧嘩が好きでない綾ちゃんも動いてくれたのです無闇に攻撃はしたくありませんがそんなこと言っておられませんね

私も出陣せねば、！

そうとなったら今私がするべきことはただ一つ。

少女は下ろしていた髪を一つに結び、紐で固く縛る

あちこちから不協和音に響く戦の音それに耳を澄ますかのように目を閉じて
目を開いた瞬

少女を纏っていた和やかな雰囲気は、別人と疑ってしまう程一変する

「皆さんの足を引っ張らないよう、皆さんに無駄な体力を消耗させないよう励むこと！！」

その言葉を合図に突如左右から攻撃が飛んでくる

くるりと回りかわしたと同時にそれを利用して勢いをつけ、

そのまま蹴りを同時に入れると生徒２人がまともに食らい気絶した

生徒２人が持っていた鉄の棒を謝罪しながらそっと借りると戦いに巻き込まれないよう廊下の隅に寝かしておいた

再び足を進めるそして勢いのまま駆け出すと声を張り上げた

「一意専心勇往邁進！！伊勢ゆうな、これより参ります！！！！！！！」