【合作企画】我ら空木高校栄進クラス！！【募集中】 (ページ25)

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旗印の季節10 (夜宵ノ良) ページ25

常臣side

武器を持って教室を出てから数分経った頃…
教室から少しだけ離れた廊下で私は少し考えていました

教室にいる人たちは協力してそうですが、私はそんな暇はありませんわ。強い御人と戦ってみたい…その一心でここまで来たのですから

これは別行動と言うことでいいのかしら？
まぁ、敵が減ったほうが教室にいそうな方々も戦いやすいでしょう

中二病ではありませんが、何故ケンカというのはこうも血がうずくものなのでしょう？不思議ですわね

そう薄ら笑みを浮かべながら暫く歩いていると前から5人、人が来たことに気づきました。しかも全員男子ですわね

「おい、いたぞ！栄進の一人だ！」
「よし、やっちまえ！」

「まぁ、女性に手を上げるなんて…良いでしょう。来なさい」

「おら行くぞぉ！！」

「「おう！」」

その合図を皮切りに私に向かってくる男子生徒たち

私はすぐさま懐から短いムチを出して向かってきた人たちを叩く

ひるんだところにもう一発お見舞いして差し上げましょう

そしてもう一発叩いたら痛みに悶えてダウンしたのが2名。先端に鉄が入っているからかなり痛いはず

これで残りは3名…私はムチからハンマーハンドルのステッキに持ち変える

さっきのアレでかなり怯えていますわね。面倒なのでハンドルを相手の首にかけて引っ張る

その反動でこちらに来ましたので、お腹に蹴りをお見舞いしておきましょう

……これで2名ダウン、後は1人だけ。強そうな感じを出しておいて、これほどとは…呆れて物も言えませんわ

「っ、くそっ…！おらぁっ！」
「はいストップ。そこに正座しなさいな」

「…は？」
「早くしなさい、ムチで叩きましょうか？」

「……(ｽｯ」

ムチを見せるとその男子生徒はすんなり正座しましたわ。さて、色々と聞かねばなりませんわね

「この旗印の首謀者がどこにいるか教えなさい」

「お、俺は…知らない、です…それに多分移動しながら探していると思うので、ここ周辺にはもう…」

「やっぱりそうですわよね…貴方」

「な、なんでしょう？」

「貴方は倒れているアホ面を晒した人たちを保健室にでも運びなさいな？」

「は、はい…」

「いい子。それでは…ごきげんよう」

彼に別れを告げて、教室にでも戻ってみようかと考える

まぁ、戻っているうちに終わっていそうですが
ならもうちょっとフラフラしていましょうか

誰かに会えるかもしれませんしね