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入学式2 (象) ページ3

鶴姫SIDE

鶴姫「あー…ヤバイヤバイ…何?あの偉そうなギャルたち」


そう呟きながら校門を見つつ、顔をしかめるハーフアップの少女


形の良い唇をへの字にして曲げている


鶴姫「はぁ…入学する前から災難だなぁ」


そう言いながらポケットをゴソゴソと探る



出てきたのは彼女好みのみかん味


ぽいっと口に放り込みコロコロと転がす




鶴姫「(さて…どうするかな。友だちになるのは朝飯前だけど、こんな低血圧の朝からそんなことしたくないなぁ…)」


次第に口の中の飴がとけて小さい塊になっていく


鶴姫「(叩きのめすっていう方法もあるにはあるけど、入学初日からそんなことしたくないし)」



飴が殆ど消えてなくなり、頭の中にも糖分が行き渡って来た頃

鶴姫の脳内に浮かんできたのは一人の少女の顔


鶴姫「(みやび…)」



その少女──日下部みやび──も、日本一の不良高校で有名となっている銀杏高校に入学することになっているのだ


【大丈夫よ鶴姫!私、不良なんかで夢を諦めたりしないから!】


決心した表情で言っていたみやび



鶴姫はどこか決心した表情で思う


鶴姫「(そうだ…みやびは諦めずに立ち向かってるんだ!私も頑張らないと!)」


ズンズン物陰から出ようとした時、遠慮がちな声が聞こえた



「あの… 通して貰えませんかね。一瞬だけで良いので。」


鶴姫「!?(いや絶対その人達は話聞かないでしょ!)」


案の定、鶴姫が心配したとおりギャルたちが口悪く言ってくる





「はぁ⁉通すわけねぇだろ。栄進クラスのエリート様がよぉ。」

「偉そうにして!ほんっと腹たつわぁ〜。」




「えぇ… っ、、、」


心配した鶴姫は「(あの子助けないと不味いかね…)」と感じ、助けに出ようとした






「本当は、こんな事したくないけど… 。」


マジメそうな少女がスクバから銃を取り出したのを見て…


鶴姫「ゑ?(いやまてそれいつも常備してんの?)」



拍子抜けする





「キャアァァア‼」

「ウソっ、なにこれ銃弾⁉」




鶴姫「(見た目とのギャップがすごい…あ、彼女、銃の名手武石月夜か!)ハハッ…面白い!」



見ているうちに面白いほどに屍の山が出来上がる



片付け終わった少女がウキウキしながら東門を抜けていくところを


彼女は静かに、足音すら立てずに付いていき、校舎内に足を踏み入れた

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珠奈(プロフ) - 更新いたしました。 (2022年11月17日 16時) (レス) id: 570e8cf367 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ - 更新致しました。 (2022年11月17日 11時) (レス) id: 5a84eaf6bf (このIDを非表示/違反報告)
ピピピのピ - 更新させていただきました!! (2022年11月17日 7時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - 更新させていただきました! (2022年11月15日 19時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
TENN - 更新させて頂きました (2022年11月14日 17時) (レス) @page40 id: 56fa1dd384 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーゆ(主催者) | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年11月3日 17時

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