僕の秘密はナイトメア。 (ページ24)

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さ「どういうことだよ」

る「どういうもこういうもないですけど。体調悪いので、失礼します」

そう言うと、るぅとは帰ってしまった。

録音自体は終わってたし、良いんだけどな。

莉「俺の…せい…？」

な「それは違う。ころちゃんに、聞いてみるか」

ナイトメアのことなら、ころんが一番知っている。

こ『るぅとくんが…』

な「知ってるの？ころちゃんは何か」

こ『知ってることは、あるよ。だけどそれは、僕が言えることじゃない』

つまりそれは…。

な「るぅとくんの、秘密？」

こ『まあ…そんなとこ。るぅとくんが今まで抱えてきた不安とかそういうもの』

な「それは、俺らが聞いて良いこと？」

こ『本人が話すなら、ね』

るぅとの抱えてきたことなんて、言われてみれば俺らは知らない。

こ『だから…聞いてあげてほしいんだ』

な「うん？」

こ『スピーカーフォン、なってるよね？』

な「なってるけど…」

る『さっきはすいませんでした。僕は今、ころちゃん家にいるんで心配しないでください』

莉「るぅとくん…？」

る『莉犬、なーくん、ジェルくん、さとみくん。聞いてください、僕の話を』

そこから話されたことは…知らなかった、るぅとの過去。

こ『るぅとくんが何を言いたかったか、考えてもいないでしょ。皆は』

ジ「どういうことや？」

る『僕がっ…ナイトメアと関係ない人間だったらきっと何も気にしてなかったですけどっ…』

そこまで言うと、何故かるぅとは黙ってしまった。

こ『僕が続きを話す。るぅとくん、無理しないでよ？』

ふーっと大きく息を吐くと、ころんは話しはじめた。

るぅとくんは、僕らナイトメアプレイヤーを困らせようとなんて思ってないの。
大切なお母さんのためを思って、動いただけなの。
それを責めるようなことは、僕らにはできない。
迷惑に思うってのもさ。
るぅとくんは、責任を感じちゃうの。
それはまあ…しゃーないじゃん。
確かに、ナイトメアに関わってたって世間体考えてみ？褒められはしない。
だからこそ、ナイトメアの毒牙にかかる人を間近で見たくなかったんだよ。

る『っ…ありがとう、ころちゃん』

こ『そういうこと、だから』

な「ねぇ…

思ったんだけどさ…

すとぷり、休止しようか」