325km【東海オンエア】

#11 ページ11

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真弥大丈夫です!来週の土日ですね!



家を出る前にそれだけ送って仕事に向かった



今日は汐留でとあるバラエティー番組の撮影



｢おはようございまーす｣



『『おはようございます』』



一通りのステージ構成を確認CMに送るタイミングも確認して



モニター確認




本番が始まって私は黙々と仕事をこなす



時計を確認すればもう少しで19時



気が付けば収録も終わっていた。



スタジオを足早に後にする



てつやくんに会えるまであと2時間



タクシーを捕まえていつもの様に目黒駅まで。



帰りのタクシーがこんな楽しいの初めてで私は何度も携帯を確認してまるで恋してるかのよう



……てつやくんに恋？



一瞬顔を出したその疑問は多分私の勘違いで卒業してから1人だった寂しさ的なのが埋まって楽しいからって気持ちなんだと思う。



タクシーを降りて目黒駅の前でてつやくんを待つ



ザワザワする方に視線を移せばそこにはてつやくんらしき人



次から次へと女の子達と写真を撮ってる



『てつやくん何でここいるのー！？』


『てつやくんだけ？』



女の子達からの質問攻め



今私は声掛けない方が良いよね。



少し離れたとこで待つこと10分未だに声掛けられ続けてる、



｢人気者だなあ…｣



友達なだけなのに少し寂しくなって足元に目をやってため息をついた



てつやくんに声をかけてる子は私よりも全然可愛くて女子力も高そう、こんなことにちょっと嫉妬してる自分に嫌気がする



て｢居るなら声掛けてよ(笑)｣



声のする方に顔をあげればそこにはさっきまで女の子達と喋ってたはずのてつやくんは私の横にいて数メートル先に女の子達。



｢え！？いいのあの人達てつやくんのファンの子じゃないの？話さなくていいの？｣



て｢もうみんな話したからいいの！｣



｢でも私なんかと話してたら勘違いされるんじゃ…？｣



て｢真弥ちゃんと勘違いされるなら本望。早く真弥ちゃんの家行こお腹空いた！｣



そう言って女の子達に手を振って歩き始めるてつやくん



そんなこと言われたら私が勘違いしちゃうよ…

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