約束事 ページ7
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あの後、五条先生の部屋で一通りの会話をした。
まず初めに、悠仁が息を吹き返したということ。色んな人の心配も他所にあいつはケロッとしているようで、目覚めた時一緒に居た伊地知さんが顔を青くしながら驚いていたらしい。
今は私がツカモトと格闘した映画部屋に幽閉されているらしく、暫くは呪力操作の訓練の餌食となるようだ。
……そしてこれから懸念すべきこととして先生が挙げたのは、上層部とのわだかまり。
五条先生曰く、悠仁は宿儺の独断だけでなく上層部が仕組んだ小細工により足をすくわれた可能性があるのだと言う。
「おそらく上の連中は、これを機に君の存在も消そうとしてくるはずだ。まだどう動いてくるかは分からないけど、なるべく行動を二年や他の術師とできるように手を回しておくよ」
『……すみません。お手数おかけします』
「良いんだよ、気にしなくて。AはAのやるべき事だけを考えていれば良い」
そうやって先生に励まされながらも色々なことについて話し、一つ結んだ約束事がある。
生き返った悠仁のことは、先生の許可が降りるまでは誰にも言ってはいけないということ。
いつどこで、どう情報が漏れるか分からない。だからこそ、しばらくの間は悠仁を死んだままにしておきたいのだそう。
もちろん、その意見には私も賛成だった。皆に嘘をつき続ける罪悪感は消えないままだが、致し方ない。
次に再び悠仁が危ない目に合わされるなら、私が我慢すれば良いだけの話。
「それと、君が宿儺と交わした縛りについてだけど……基本的に、一度取り決めた縛りは当人同士にしか介入できない。だからこそ、慎重にね」
『……はい。分かっています』
“死ぬことができない”という縛り。それは呪術師にとって大きなデメリットになり得る。
いつどこで命を落とすか分からない中で、もし仮に私がポックリ死んだとして……私に下される罰とは何なのか。
そして何より考えなくてはいけないのは、なぜヤツが私とそんなヘンテコな縛りを交わす必要があったのかである。
未だに何かと謎が多い両面宿儺という存在はきっと、これからも私の前に大きな壁として立ちはだかってくるはずだ。
……そんなことを考えただけで不思議と頭が重くなってくるように感じるのは、私がそれほどまでにあいつのことを嫌っているからなのだろう。
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さくら(プロフ) - 今日一気読みしましたぁ✨続き気になるぅ〜😭もう作者様のファンになりました私！！話好きすぎる…🥺いつでもまってます！！ (8月15日 0時) (
レス) id: b75e9c1e96 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - 本当にこの話大好きです！更新待ってます！ (8月11日 23時) (レス) @page33 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
Nyamyu(プロフ) - 更新もっとほちぃっす… (7月27日 5時) (レス) id: 6b9d2f667c (このIDを非表示/違反報告)
D - めっちゃ読みやすいです。小説の書き方、スッゴイ好きです！つい夜更かししてしまうほど全て読んでしまいました。更新、お待ちしています。無理なさらない程度で！ (2023年4月9日 11時) (レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
いか焼き - 忙しい中でもこんなに更新してくださっている…！（泣）ありがとうございます！！人気の作品って突然更新停止してる奴が多いのでめっちゃ嬉しいです…！無理しない程度で更新してください！全然こっちは待つので！！お身体にはお気をつけて下さい！！！！！ (2022年7月4日 3時) (レス) @page21 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀛 | 作成日時：2022年2月27日 13時
