休息日 ページ20
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「A、お前……マジで大丈夫か？」
次の日、生暖かい風が吹きさらすグラウンドにて真希ちゃんが私の顔を覗き込みながらそう言った。
野薔薇ちゃんとのデート中に意識を失ってから一夜明け、当の本人である私は至って元気だ。それはもう、気味が悪いほど。
それが逆に、皆に心配をかけてしまっている原因の一つでもあるんだけど。
『重ね重ね心配おかけしました……でも、本当に大丈夫だから！』
「おかかぁ？」
『ほ、本当なんだって……！』
真希ちゃんを含め、狗巻くんやパンダくん達に囲まれながら必死に説明してみるものの、終始疑われる始末。
それもそうか。狗巻くんと任務に行った日に倒れてからというもの、悠仁が死んだことになったり、加えて昨日またぶっ倒れてるわけで……。
良く考えれば、これがまともなリアクションというものだろう。
「また急に倒れられたら、私の心臓いくらあっても足りないわよ」
「しゃけ」
『その節は二人とも本当にありがとうございました……』
狗巻くんにも野薔薇ちゃんにも立て続けにお世話になってしまって、なんとも不甲斐ない。
そうは理解しているものの、自分の意思と反して起こってしまうのだから回避するのも難しいのである。
なんなら、原因はほとんど私の中にいるあいつのせいなんだけど。
改めて思うと、なんだか急に腹が立ってきて夏の陽光に照らされた私の頬は、あっという間に火照っていた。
「とにかく、無理だけはするなよ。交流会のために気合いを入れるのは良いが、万が一があってからじゃあ遅い」
『！……ありがとう、パンダくん』
結局パンダくんに諭され、今日一日私は皆のサポートにまわることになった。
これなら反転術式の精度をあげるにはもってこいだと思う。
それに、これ以上私のことで皆に心配をかけるのは忍びないし。
「んじゃ、始めんぞ。Aはそこで見学してろ。それと、明日はみっちり扱いてやるからな」
『お……お手柔らかにお願いします』
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さくら(プロフ) - 今日一気読みしましたぁ✨続き気になるぅ〜😭もう作者様のファンになりました私！！話好きすぎる…🥺いつでもまってます！！ (8月15日 0時) (
レス) id: b75e9c1e96 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - 本当にこの話大好きです！更新待ってます！ (8月11日 23時) (レス) @page33 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
Nyamyu(プロフ) - 更新もっとほちぃっす… (7月27日 5時) (レス) id: 6b9d2f667c (このIDを非表示/違反報告)
D - めっちゃ読みやすいです。小説の書き方、スッゴイ好きです！つい夜更かししてしまうほど全て読んでしまいました。更新、お待ちしています。無理なさらない程度で！ (2023年4月9日 11時) (レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
いか焼き - 忙しい中でもこんなに更新してくださっている…！（泣）ありがとうございます！！人気の作品って突然更新停止してる奴が多いのでめっちゃ嬉しいです…！無理しない程度で更新してください！全然こっちは待つので！！お身体にはお気をつけて下さい！！！！！ (2022年7月4日 3時) (レス) @page21 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀛 | 作成日時：2022年2月27日 13時
