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あの日から、気が遠くなるかのような年月が流れた。


そして、生まれ変わりもあった。


僕はキメツ学園の中等部2年、里芋組の生徒。


このキメツ学園には、前世で鬼殺隊だったメンバーが大勢いる。


だから、Aもいると思っていた。


が、どれだけ探してもAはいなかった。


Aは17歳だった。


いたら、高等部2年か高等部3年。


でもいなかった。


今日もここ、キメツ学園に来た。


今日は、いつもやかましいこの学園が、さらにやかましかった。


そして、ある噂を聞いた。


モブ女1「転校生が来たらしいよ。すごく可愛い子何だって。」


モブ女2「へえ。確か高等部だったよね。」


モブ女3「今見てきた!すっごい可愛い子だったよ!栗色の髪に、ガラス玉みたいな青い瞳だった!」


栗色の髪・・・?


ガラス玉みたいな青い瞳・・・?


Aッ!


時「その子今どこにいるの?」


僕は、反射的に話しかけた。


モブ女たちは、もじもじしながら教えてくれた。


昇降口の片隅にいるらしい。


気づいたら走り出していた。


階段をかけ下りて、昇降口まで向かう。


いつもと変わらないはずなのに、昇降口への道のりがひどく遠く感じられた。


そして昇降口についた。


片隅で窓から外を見つめる女の子がいた。


栗色の豊かで長い髪。


透きとおるような白い肌。


ガラス玉のように青い瞳。


驚くほど華奢で可憐な立ち姿。


A。


間違いなく、Aだ。


高等部の制服を着ていて、スクールバックを持っている。


僕は、思わず話しかけた。


時「A・・・?僕のこと、覚えてる?」


Aはキョトンとしていた。


『あなた・・・誰?どうして私を知ってるの?』


久しぶりにあった恋人の口から出てきたのは、あり得ない言葉だったもので、僕はしばらくあっけらかんとしていた。

弐→←プロローグ 〜冬柱の死〜


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作者名:四つ葉見つけた | 作成日時:2020年5月11日 22時

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